不動産投資型クラウドファンディング、「FUNDROP(ファンドロップ)」から新しい案件が募集されます。
今回の7号案件は再組成ファンド。その意味合いについても紹介しています。
<目次>
FUNDROP 7号は1号の再組成
FUNDROP(ファンドロップ)で募集される7号ファンドは、1号ファンドの再組成となります。
・FUNDROP 7号
募集開始:4/13 12:00~(先着式)
予定年利:6%
運用期間:6ヶ月
募集金額:2,970万円
保全など:優先劣後方式 劣後比率12%
横浜市旭区にある、木造2階建・1987年6月築・1K ロフト付10戸の集合住宅が対象となります。
中古住宅ですので、年利6%は標準的な利回り。
収支予想(会員限定情報)を見ると、実際の収支は年利6%を分配しても十分に余裕がある設計となっています。
ファンドの仕組みと、1号ファンドとの相違点
今回のファンドはFUNDROP1号ファンドの再組成となり、年利6%・6ヶ月のインカム型です。
インカム型ということは分配の原資は賃料ですが、上記の通り会員限定情報では賃料は余裕のある設計になっており、さらに賃料保証のマスターリース契約も付いていますので、安全性はかなり高くなっていると予想されます。
1号ファンドとの違いは、優先劣後構造の劣後部分が少し減っていること(1号→20%、2号→12%)。
その分、不動産の価値が下落した場合のバッファが少なくなっていますが、運用期間が6ヶ月と短いため影響は限定的と思われます。
ファンドロップの案件の特長は、利息の付かない待機期間(募集期間~運用開始と、運用終了~分配予定日のこと)が比較的短いこと。
この特長はぜひ、他の不動産投資型クラウドファンディングでも見習ってほしいと思います。
不動産投資型におけるリファイナンス
案件の再組成というと、融資型におけるリファイナンスを思い出す方もいるかもしれません。
リファイナンスはEXITが難しい案件を延命させるという「たちの悪い」使い方もできてしまいますが、少なくとも不動産投資型(しかもインカム案件)ではそれほど問題はないと考えています。
理由は簡単で、インカム型の不動産投資型では自前の物件(あるいは関係会社の物件)を用いて、クラウドファンディングを組成しているからです。
運用期間が終われば自社物件に戻す、あるいは今回のように再組成をおこなえばいいだけで、インカム型なら不動産の売却などEXITを気にする必要はありません。
さすがに天変地異や災害で不動産が壊れれば元本は損害を受けるでしょうが、逆に言えば考えるべきリスクは一般的なものを除けば、災害と事業者の倒産くらいとも言えるわけです。
(FUNDROP 会員登録方法)
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