不動産投資型のクラウドファンディング、「TECROWD(テクラウド)」から寄付型のファンドが募集されます。
今回はロシアのウクライナ侵攻に伴う、人道危機を支援するためのファンドになります。TECRA社とオンラインミーティングを行い、実際の話を聞いてきました。
<目次>
ファンド情報
以下、今回募集されるファンドの情報です。
・ウクライナ人道危機 緊急支援ファンド
募集期間:4/22~5/21(予定)
目標金額:1,000万円
今回のファンドは「寄付型」であり、リターンはありません。
また、TECROWDの会員でなくともファンドに出資(寄付)が可能、という点が大きく異なります。
また金額に関わらず、集まった寄付金は「在日ウクライナ大使館に直接寄贈する」という形でウクライナ政府に渡されます。
募集にあたりTECRA社は、在日ウクライナ大使館のコルスンスキー特命全権大使と直接対談し、寄付金が人道支援活動に使われる旨の確認をとっているとのこと。
(その折の話は、実際に私もTECRA社とオンラインMtgをしてお聞きしています)
現状が混沌としているのであくまでも予定ですが、集まった寄付金の使途についても後日可能な限り報告する事についても、TECRA社に確認を取っています。
TECRA社とウクライナの関係性
TECROWDを運営するTECRA社は、日本以外にモンゴルやカザフスタンなどの国で事業を行っていますが、過去にはウクライナの首都キーウ近くにあるアパートメントで内装施工を手がけたことがあります。
こういった関係で、TECRA社の取引先スタッフの中ではキーウでボランティア活動を行っている方もおり、TECRA社とウクライナは無関係ではありません。
こういった背景からウクライナの復興を支援するため、まずは今回寄付型ファンドを立ち上げたというのが、ファンド組成の理由です。
なおこのファンドはTECROWDトップページからリンクされており、TECROWDに会員登録しなくても募金に参加することができます。
不動産投資型クラウドファンディングの事業者としてのTECRA社については、下記の記事もあわせてごらん下さい。
(参考記事)
www.sallowsl.com
ファンドの意義
ウクライナへの人道支援に関する寄付は、クラウドファンディングの分野においてもすでに多くのプラットホームで募集が行われ、たくさんの募金が集まっています。
このファンドが他と違うところは、「事業者側からも拠出が行われる」という点です。
応募された金額は、全額が在日ウクライナ大使館に寄付されます。
その上で、応募金額の50%相当額がTECROWDの運営会社のグループから拠出され、ウクライナや周辺国における仮設住宅の建設に用いられることになります。
結果、寄付額が1.5倍相当の支援となって当事国に届くというのが、本ファンドの最大の意義だと思います。
まとめと所感
今回の記事は実際にTECRA社とオンラインMtgを行い、その席で様々なことを聞いて&質問して作成しました。
他にも多くのクラウドファンディングサイトで募金が行われていますが、自分の募金が1.5倍になること、どうせなら自分が投資をしているサイトから募金をすべきという観点から、私はTECROWDでの募金に参加したいと考えています。
募集期間が1ヶ月あり、もしかしたらその間に停戦が実現する望みも少ないながらありますし、私としてはもう少しだけ状況推移を待ってから参加します。