不動産投資型クラウドファンディングの「TSON FUNDING(ティーソン ファンディング)」の話題です。
TSON FUNDINGで募集中の内容と、決算キャンペーンを紹介します。
<目次>
募集中の2案件(任意組合)
TSON FUNDINGで募集中の2案件を紹介します。
・スマートファンドSONAE15号
募集期間:~5/17 13:00(抽選式・後入金)
予定年利:5.5%
運用期間:約1年半
募集金額:7,710万円
備考:任意組合
桑名市小泉にある全4棟の新築一戸建て賃貸が対象です。
こちらの案件は任意組合型、抽選式で募集されています。任意組合と匿名組合の違いは記事の最後にて。
・SMART FUND24号
募集期間:~5/9 13:00(先着式・後入金)
予定年利:5.3%
運用期間:約10ヶ月
募集金額:7,000万円
備考:優先劣後方式 劣後比率約10%
こちらは匿名組合、先着式後入金の方式。
対象不動産は、愛知県江南市の新築賃貸住宅(1棟5戸)と愛知県刈谷市の賃貸住宅(1棟2戸)を合わせたものとなります。
決算キャンペーン
TSONではホームページ上でオンライン申し込みができる案件以外に、書面契約型の案件も存在します。
(私も一件、「SMART FUND17号」に申し込んでいます)
今回、TSON FUNDINGの運営会社であるTSON社の決算に合わせた、「決算キャンペーン」が開催されます。
詳細についてはゴールデンウィーク明けにTSON FUNDINGの公式サイトで発表されますが、以下のような内容となる予定です。
【対象】任意組合型ファンド(書面契約型)
【特典】100万円以上の出資で1%、500万円以上の出資で2%の商品券を還元
キャンペーン内容が「書面契約型の任意組合」に限定されていることから、TSON社では今後任意組合へ軸足を移そうとしているのかもしれません。
それはそれで、フックツールとしての不動産投資型クラウドファンディングの正しい利用法です。投資家としてはその戦略に乗るも乗らないも自由で、有効に活用していけばいいことでしょう。
(追記)
と思ったら、現在募集中の「SMART FUND24号」「スマートファンドSONAE15号」も対象になりました。こっちはテコ入れですね。
匿名組合と任意組合の違い
今回の記事では「匿名組合」「任意組合」という言葉が多く出てきましたので、これらの違いについて簡単に紹介します。
多くのクラウドファンディングで利用されている「匿名組合」は、投資家が組合員となって事業のために出資し、事業から生じた収益を分配する権利を持つ契約の形態です。
匿名組合における投資家はあくまでも出資者であり、事業の決定権は持ちません。こういった性質もあって、匿名組合における収益は通常、雑所得となります。
一方で任意組合は、複数が出資しあって共同事業を行う契約の形態です。こちらは出資者と営業者が対等の関係にあり、利益も損失も公平に分配されることになります。
こちらの形態では、出資者は同時に事業遂行を行う営業者としての性質も持つため、不動産の任意組合における収益は通常、不動産所得となります。
どちらを選ぶかは投資家の立場や状況次第ですが、私の場合は雑所得に所得をまとめておいた方が有利なため、匿名組合を選ぶようにしています。