動的にポートフォリオが変わるロボットアドバイザー、ROBO PRO(ロボプロ)の話題です。
2022年5月のポートフォリオを紹介します。
<目次>
ROBO PROのおさらい
*この項は、ロボプロを良く知らない方向けです。すでに特徴を知っている方は読み飛ばしてください。
ROBO PRO(ロボプロ)の最大の特徴は、「AIを利用してポートフォリオを変更するロボットアドバイザー」だということ。
ロボプロ以外のロボットアドバイザーの多くは金融理論に基づき、「同じリスクで最大のリターンが得られるようなポートフォリオを構築・維持」しています。
一方でロボプロは、AIでマーケットデータを読んで動的にポートフォリオを変更するのが特長です。
下記の図の水色で塗られた部分が、通常のロボットアドバイザーの機能です。
以前にロボプロの手数料(年1.1%)は決して高くないという記事を書きましたので、あわせてどうぞ!
2022年5月のポートフォリオ
ロボプロは基本的に1ヶ月に1度、ポートフォリオの「大幅な」見直しをします。
これは一般的なロボアドで言うリバランス(ポートフォリオの調整)ではなく、言ってみれば毎月AIが定めたポートフォリオで投資を行っていることに等しいです。
2022年4月のロボプロポートフォリオで久々に登場した「米国REIT」ですが、2022年5月でも変わらずポートフォリオに残っていました。
ここ6ヶ月のポートフォリオ推移は、下記のようになっています。
前月比で増加した資産クラス → 米国株・米国REIT・金
前月比で減少した資産クラス → 先進国株・新興国株・米国債券・ハイイールド債券
米国REIT指数との比較
2ヶ月にわたって米国REITがPFに入ったことから、先月に引き続き米国REIT指数と比較してみます。
米国REIT指数(iシェアーズ 米国リートETF)の値動きは以下の通りで、3月・4月は上昇していますが、5月は一旦下落し4月初めと同じ水準になっています。
この状態で米国REITを買い増したということは、AIは今後の値上がりを見越しているということなのでしょうが、さてどうなるか、答え合わせは数ヶ月先で。
(出典:https://www.nikkei.com/nkd/company/?scode=1659)
現在の私のロボプロ投資成績は+20.6%。4月始めと比べて若干(-1.4%)のマイナスになっています。
4月下旬の大幅な下落を考えれば、まずまずの投資成績ではないでしょうか。