動的にポートフォリオが変わるロボットアドバイザー、ROBO PRO(ロボプロ)の話題です。
2022年5月のポートフォリオを紹介します。
<目次>
ROBO PROのおさらい
*この項は、ロボプロを良く知らない方向けです。すでに特徴を知っている方は読み飛ばしてください。
ROBO PRO(ロボプロ)の最大の特徴は、「AIを利用してポートフォリオを変更するロボットアドバイザー」ということです。
ロボプロ以外のロボットアドバイザーの多くは金融理論に基づき、「同じリスクで最大のリターンが得られるようなポートフォリオを構築・維持」しています。
この「構築・維持」というのがポイントで、ロボプロ以外のロボットアドバイザーは基本的にポートフォリオを調整するだけで変化させることはありません。
一方でロボプロは、AIでマーケットデータを読んで動的にポートフォリオを変更するのが特長です。
下記の図の水色で塗られた部分が、通常のロボットアドバイザーの機能です。
2022年6月のポートフォリオ
2022年6月、ロボプロは例月のポートフォリオ変更を行いました。
最新のポートフォリオと含み損益は、以下の通りです。
ここ6ヶ月のポートフォリオの変遷は下記の通りです。
2022年6月のポートフォリオは、前月のポートフォリオと比べて
前月比で増加した資産クラス → 米国株・米国債券・米国REIT
前月比で減少した資産クラス → 先進国株・新興国株・ハイイールド債券・金 となりました。
2022年6月のポートフォリオ変更では、米国株・米国債券・米国REITと「米国」資産が軒並み上昇。
最近冴えない米国商品に対し、AIが買いサインを見出したのかどうかが気になるところです。
現在の運用成績
ロボプロの運用成績は、5月月初に比べて-2.3%となりました。
米国REITの値下げが足を引っ張った形ですが、6月はどうなるか見ていきたいと思います。
最後に、ロボプロの手数料について。
ロボットアドバイザーは手数料の高さを指摘される場合もありますが、ロボプロが行っているポートフォリオ変更を人力で行おうとすると、その手数料はロボプロの手数料(年1.1%)を上回ります。
そしてポートフォリオ変更をしない場合のリターンは、する場合に比べ(これまでのところ)明らかに劣るという記事を以前に書きましたので、合わせてどうぞ。