今回は、クラウドファンディング投資の起こって欲しくない「万が一」の場合に備えた、競売の調べ方について。
私を含め昔から投資をしている人には馴染み(苦笑)ですが、知らない方も多いと思うので紹介しておきます。
<目次>
競売が起こるケース
クラウドファンディングにおいて競売は、主に融資型で起こることが多いです。
(不動産投資型クラウドファンディングでも原理上は起こりえると思いますが、今までのところそういったケースはないですし、これからも起こらないことを願います)
融資型において貸し付けた資金が返済されず、かつ担保不動産の任意売却が不調である場合に、担保不動産を競売にかけることで資金回収を早めようとします。
ただし競売にかけられるということは、多くの場合において不動産が割安に売却されるということであり、競売となった時点で元本の一部が損害を受ける可能性を考慮(覚悟)しておく必要があるでしょう。
以下、競売の大まかな流れです。
①案件においてトラブル発生、不動産の売却が低調
②競売申立 → 競売手続開始決定 → 執行官による現地調査
③期間入札開始 → 開札 → 売却許可決定 → 代金納付
なお競売と同時に任意売却を進める場合、期間入札の開始までに任意売却を行い、競売を取り下げる必要があります。
またそれぞれの期間ですが、②が完了するまで1~1.5ヶ月。現地調査~期間入札開始までが最も長く、3~5ヶ月くらいとなるようです。
「大阪市中央区ホテル素地」について
ここで現在遅延中である「大阪市中央区ホテル素地」の例を挙げて、実際の競売の調べ方を説明します。
なおこの案件を募集したオーナーズブックへの他意はなく、本件が最近起きて競売にかけられた案件であり、近い将来において期間入札開始が行われる可能性が高いため取り上げました。
オーナーズブックは対象遅延案件の進捗をトップページに表示し、会員以外にも広く公開しています。こういった情報公開の姿勢は、他の営業者も範とすべき内容だと思います。
遅延案件が発生した前後で、オーナーズブックへの評価は変わっていません。今回の競売は新型コロナなど様々な要因が重なった結果発生したものであり、投資する上では当然のリスクだと思っています。
この案件は2022年6月1日付で担保不動産の競売申立が行われ、2022年6月21日付で担保不動産の競売開始決定となりました。
スケジュール的には2022年9~10月、つまり今年の秋くらいには入札の情報が明らかになる予定です。
次に入札の情報が明らかになった後、その情報を確認する方法を紹介します。
不動産競売物件情報サイト
競売にかけられる不動産の情報は、BIT(不動産競売物件情報サイト)で分かります。
今回取り上げる案件は「大阪市中央区ホテル素地」なので、「競売物件検索」→「近畿」→「大阪」と選びます。
記事を書いている時点では、大阪市中央区の案件はゼロ。つまりまだ競売情報は掲載されていないことになります。
情報が公開されれば、おおよその金額規模や所在など分かっている情報と付き合わせ、競売の流れを追っていくことができます。