AIの判断によりポートフォリオが変わるロボットアドバイザー、ROBO PRO(ロボプロ)の話題です。
今月は色々あって記事が遅れましたが、10月のポートフォリオと最近の実績について。
<目次>
ROBO PROのおさらい
*この項は、ロボプロを良く知らない方向けです。すでに特徴を知っている方は読み飛ばしてください。
ROBO PRO(ロボプロ)最大の特徴は、「AIの判断により、ポートフォリオを大きく変えてくるロボットアドバイザー」ということです。
ロボプロ以外のロボットアドバイザーの多くは金融理論に基づき、「同じリスクで最大のリターンが得られるようなポートフォリオを構築・維持」しています。つまり、基本的にポートフォリオを変えることはありません。
下記の図の水色で塗られた部分が、通常のロボットアドバイザーの機能です。
ポートフォリオ見直しには当然売買手数料がかかりますが、それはロボプロの手数料の内数です。
ロボットアドバイザーは手数料の高さを指摘される場合もありますが、ロボプロが行っているポートフォリオ変更を人力で行おうとすると、その手数料はロボプロの手数料(年1.1%)を上回ります。
そしてポートフォリオ変更をした場合のリターンは、しない場合に比べ(これまでのところ)手数料を加味しても明らかに優れています。詳しくは下記の記事にて。
2022年9月、例月のポートフォリオ見直し
2022年10月のロボプロのポートフォリオは以下の通りです。
9月と比べ、米国株上昇、先進国株低下、ハイイールド債上昇、金低下という変化が起きています。
株式:63%(内訳 米国株:42% 先進国株 21%)
債券:15%(内訳 米国債券:1% ハイイールド債:14%)
REIT:5%(内訳 米国REIT:5%)
コモディティ(金):15%
(現在のポートフォリオ)
直近6ヶ月のポートフォリオ変化
直近のポートフォリオは、以下のように変化しています。
直近の1カ月の相場は厳しいですが、それはショートを除き全ての投資商品で状況が同じ。
ロボプロも例に漏れず評価額は下落していますが、通常のロボットアドバイザー(原理上最適と考えられるポートフォリオ)よりも良い成績を出していることから、AIによる判断は一定の成果を上げていると言えます。
(ここ1カ月の投資状況)
(パフォーマンス比較:ロボプロ公式より)