融資型クラウドファンディング、「SAMURAI FUND」の話題です。
ファンドが予告されている「国内外分散運用型パッケージ」について、「分散」とは書いてありますが実際の投資先は何なのかを紹介します。
<目次>
国内外分散運用型パッケージ#9
SAMURAI FUNDから募集が予告されているのは、「国内外分散運用型パッケージ#9」です。
・国内外分散運用型パッケージ#9
募集予定:11/10 12:00~(先着式・前入金)
予定年利:6%
予定運用期間:7ヶ月
募集金額:9,000万円
今回のファンドの貸付先は、様々な投資を行う「SAMURAI ASSET FINANCE社」。SAMURAI FUNDを運営するSAMURAI証券の関連企業です。
「国内外分散運用型」というのはその名の通り、国内外の様々な案件に投資するという意味ですが、その中身がどうなっているのかについて、保全の仕組みも含めて紹介します。
国内外分散運用型の中身
SAMURAI FUNDの国内外分散運用の中身は、国内及び海外事業者(複数)への貸付となります。
情報では投資先は「2社以上」となっており、少なくとも「一つのカゴに盛る」ということはなさそうです。
(ちなみに前回の#8では、投資対象として「固定利付の公募・私募社債への投資」という表記があったのですが、#9ではなくなっています)
【SAMURAI FUNDの投資はこちらから!】(広告リンク)
また今回のファンドは、貸付先がグループ会社でありいわゆる「身内貸し」にあたりますが、対象が貸金事業者であることから相応の資金管理が行われていると予想されます。
さらにコミットメントライン契約があるため、もし投資が失敗したとしても自己資金で返済ができれば元本は守られます。実質的に、貸付先であるSAMURAI ASSET FINANCE(SAF社)への限定的リコースローン(*)とみなしていいと思います。
*リコースローン:貸付先の全財産が返済原資となる貸付。「限定的」と追記した理由は、SAF社が他ファンドの貸付先も兼ねているため。
「冬の大感謝祭」内容
SAMURAI FUNDでは2022/11/1~2023/1/10の期間、「冬の大感謝祭」を開催中。
期間中に募集するキャンペーン対象ファンドへの累計投資金額が50万円以上の場合、投資金額に応じたキャッシュバックが受けられます。
またこれとは別に、SAMURAI FUNDに初投資かつ投資金額が30万円以上の場合、3,000円がキャッシュバックされます。
(投資金額とキャッシュバック金額)
SAMURAI FUNDに対する所感
SAMURAI FUNDはもともと、問題を起こした融資型クラウドファンディングの事業を承継する形で始まりました。
そのため最初はあまり良い印象が無かったのですが、事業承継後これまでは順調に実績を積み上げています。
特にSAMURAI FUNDでは不動産投資以外のファンドが多いので、どうしても不動産に偏ってしまいがちになるクラウドファンディングの分散投資先として好適だと思います。
(関連記事)
www.sallowsl.com