不動産開発案件を扱うクラウドファンディングの「Victory Fund」から、新たなプロジェクトが登場しました。
ファンドの内容と、私の投資判断について紹介します。
<目次>
戸田市マンションプロジェクト
今回Victory Fundから募集が予告されているのは、戸田市美女木(びじょぎと読むんですね)の1棟マンション×2です。
・戸田市マンションプロジェクト
募集開始:2/16 12:30~(先着式・後入金)
予定年利:8%
運用期間:12ヶ月
募集総額:3億4,000万円
保全など:優先劣後方式 劣後比率約3%
今回の対象物件ですが、Victory Fund公式に掲載されている上記の写真が物件のものだったと仮定して「美女木マンション」です。
住所は「埼玉県戸田市美女木1丁目18-5」と「同18-6」。鉄筋コンクリート造で築52年と43年という幾分古いマンションが対象のようです。
ファンドの詳細と投資判断
外部サイトによると、今回対象となる物件「第1美女木マンション(築52年)」は2DKで家賃は6~6.5万円、「第2美女木マンション(築43年)」は2DKで家賃は7~7.5万円となっています。
(第1美女木マンション)https://www.homes.co.jp/archive/b-22793484/
(第2美女木マンション)https://www.homes.co.jp/archive/b-22793485/
現在のところ、第1美女木マンションの入室状況は14/24室、第2美女木マンションは10/18室。
現状での年間賃料は約2,300万円で、表面利回りは6.6%。もしこれが両マンションともに満室となった場合、年間賃料は約4,000万円、表面利回りは11.4%まで上昇します。
ファンドの年利は8%で現状の表面利回りに達していませんが、8%の中身は「インカム3%、キャピタル5%」なので家賃依存部分は3%しかないことから数字の妥当性はあります。
道路2面に面し600坪の面積があるマンションの土地部分(底地)が評価され、売却活動がうまくいくかどうかがファンドの成績を左右すると思います。
個人的な投資判断としては、劣後割合が3%程度しかないことがリスクではあるものの、売却活動がうまくいかなかったとしても賃料による安定収入はあるため、元本が損害を受ける可能性は少ないと思っています。
(ただしその代わり、年8%が達成できない可能性はそこそこあり得ます)
リターンのブレは大きそうな案件ですが、少額を投資するのなら分散のうちかと考えます。
Victory Fundとは?
Victory Fundは不動産開発案件を主に扱うため、通常の住居案件に比べ不確実性が高い商品となります。
その分高利率は魅力的ですが、物件の現状における収益性や今後の将来性、(あれば)リノベーションプランなどを良く吟味してから投資を行うべきであり、高利率だけを見て投資判断をしてはいけません。
言わば「不動産投資型クラウドファンディング経験者向け案件」と言えるでしょう。
不動産開発案件の投資に興味がある方は、下記リンクから会員登録をいただければ幸いです!
(会員登録方法)
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