不動産投資型クラウドファンディングの老舗、「CREAL(クリアル)」の話題です。
CREALがSBIHDと資本業務提携したのはすでに知ってたのですが、改めて確認すると提携どころか関係会社となっていましたので、内容を紹介します。
<目次>
SBIHDとの資本業務提携
CREALがSBIホールディングス(SBIHD)との資本業務提携を発表したのは、2023年1月31日のことです。
もともとCREALは不動産を中心とした資産運用管理会社(非上場)だったのですが、その後不動産投資型クラウドファンディングに軸足を移し、2022年4月には東証グロース市場へと上場しました。
上場不動産会社がクラウドファンディングに参入する例は数あれど、不動産投資型クラファンを主軸とした会社の上場としては、私が知る限りCREALが初です。
その資本業務提携について最初は「なるほどなるほど」くらいに思っていたのですが、内容を見てみたら資本提携後のCREALに対するSBIHDの所有議決権割合は21.68%となり、SBIHDはCREALのその他の関係会社となること、またSBIHDはCREALのの社外取締役1名を選任要請できるようになっており、思った以上に両社の提携が深いことが分かりました。
提携に関する所感
提携の内容について、上記のプレスリリースでは以下の点が触れられています。太字はCREALユーザとして重要と思う点です。
①SBI証券などとの連携による、CREALへのユーザ送客促進
②SBI証券などの顧客への不動産商品販売連携
③CREALで扱うファンドの不動産仕入れ拡充
④CREALで扱うファンドの売却先に関する連携
⑤ST(セキュリティ・トークン)に関する連携
⑥SBIHD提携金融機関(新生銀行)との協業拡大
①、②、⑤は既にCREALに登録しているユーザとしてはそれほど重要ではありません。個人的に⑤は興味を持っていますが、現状における不動産STは不動産投資型クラファンの代替ではなく併走関係にあると思います。
不動産投資を証券税制で行える不動産STは興味深いのですが、いかんせん案件数が少ないのが問題で、常時どこかで不動産STが募集されている状況でなければ代替にはなり得ないと考えています。
(関連記事)
www.sallowsl.com
一方で③、④、⑥はCREALの案件拡大と確実なEXIT・新たな種類の案件組成につながり、既ユーザにとって興味深い取り組みとなり得ます。
SBIHDとの協業・提携によって、今後もCREALで優良な不動産案件が多く登場することが期待されます。
*あと今回のことで、SBIHDは融資型から完全に手を引くことにしたと思われます。まあ過去の問題に鑑みれば仕方なしですが。
これまでの投資履歴
現在私はCREALで約1,000万円を投資中です。
マイルールとして一つの事業者への投資額は全体の10%程度まで、というのがあるのでこのくらいが上限になると思います。
今回はCREALのSBIHDとの提携記念(?)に、私が今までCREALで投資した全履歴を公開します。
別にもったい付けて出すようなものではありませんが、画像が大きすぎるのでこれまで出していなかっただけです。何の役に立つか分かりませんが、よろしければごらん下さい。