投資型クラウドファンディング全体を見回しても最大級のプロジェクトが、予想をはるかに上回る結果となりました。
今後の記録も兼ねて、内容と所感を記事にします。
<目次>
ANAクラウンプラザホテル案件
COZUCHI(コヅチ)で募集された案件は、ANAクラウンプラザホテルのバリューアッププロジェクト。
予定年利9%、運用期間9ヶ月、そして募集金額72億円(成立下限60億円)という巨大プロジェクトです。
すでに募集は終わっていますが、対象物件の詳細と現地視察した記事は下記の通りです。
(対象案件の詳細)
www.sallowsl.com
(現地視察した記事)
www.sallowsl.com
募集開始からの推移
COZUCHIでの募集が開始されたのは、3/15の19:00から。
今回の案件は好条件と話題性、初の先着式であることやキャンペーンも重なった事もあって大混雑しました。
COZUCHIにおけるサーバビジーの画像は初めて見たかもしれません。
*なおCOZUCHIの案件ページで真っ白な画面が表示された場合、たいてい内部でロードされているのでリロードはしない方がいいと思います。
その後1時間で44%(約32億円)。
クラウドファンディングの募集額はスタートダッシュ後に減速するのが通例なので、今回もそうかと思っていたのですが、この時点でもサーバが重いことから今回は何か違うと感じ始めました。
募集開始1時間半で96%。
いくらなんでも当日中には埋まらず翌日まで持つだろうと思ったのですが、予想をはるかに上回る集金力に画面の前でびっくりしていました。
結局、およそ1時間50分で72億円が埋まるという結果に。
大げさな言い方かもしれませんが、クラウドファンディングにおける意味重要な瞬間に立ち会ってるようにも観じました。
所感
(今回の投資記録。100万円で投資しています)
今回の大型案件、満額募集には翌日までかかるだろうし、少なくともキャンペーン期間である3時間37分の間に埋まることはないだろうと考えていたのですが、その予想を大きく覆す結果となりました。
1時間50分で72億円が埋まるというのはエグいの一言で、COZUCHIの人気と集金力のすごさを再確認しました。
また良く見るともう一つのすごさは、一人当たりの平均投資金額が100万円を超えているという点。通常クラウドファンディングの平均投資額は、案件によっても異なりますが数十万円レベルです。
クラウドファンディングの黎明期から投資を始め、地雷を踏みつけながら(笑)今でも全力で推している投資家として、この界隈が盛り上がるのは何よりのこと。今回のCOZUCHIの快挙が、他の事業者にも波及してくれることを願います。
一方で10億円を超えるような大型案件は現状、融資型クラウドファンディングではなかなか登場しませんし、不動産投資型クラウドファンディングにおいては不動産開発案件でしか難しいという側面があります。
(インカム主体の安定したレジデンス案件で数十億円レベルの物件は、今のところ取り扱っている事業者が少ないことと、どうしても利率が抑えられるので集金しにくいという理由です)
不動産投資型クラウドファンディングには多くの事業者が参入していますが、一つ一つの事業者の規模が順調に増えていくのか。そして一連の問題で審査が厳しくなった融資型の先がどうなっていくのか。これからも投資しながら業界を見続けていきたいと思います。
ともあれ今回は、COZUCHIに拍手。後は無事の償還を!