融資型クラウドファンディング「COMMOSUS(コモサス)」の話題です。
今回2案件が予告されました。それぞれの内容について紹介するのと、片方の案件については気づいたことがあるのでその点についても書いていきたいと思います。
<目次>
外貨両替事業ファンド4号
まず最初に紹介する案件は、COMMOSUS(コモサス)が前身のCAMPFIRE Ownersだった頃から組成されていたものです。
・外貨両替事業ファンド4号
募集開始:2023/4/17 11:00~(・前後入金)
予定年利:4.5%
運用期間:11ヶ月
募集金額:3,000万円(1口10万円)
保全など:貸付先に対するリコースローン、担保なし、個人連帯保証
貸付先のインターバンクHDは、CAMPFIRE Owners時代から過去3回貸し付けを行っており、全て完済しています。
ここ最近はインバウンドも復活してきましたし(先日嵐山へ散歩したら、半分くらいは外国人でした)、貸付先の事業規模と総資産の70%が預金・現金で占められていることから、3,000万円程度の金額を返済できないとは考えにくいでしょう。
不動産担保などとは異なる、投資対象の分散としてはかなり有効なのではないでしょうか。なお私は資金不足。
埼玉県川口一棟マンション(EXITファンド)
もう一つの案件は、不動産を対象にするファンドです。ただし不動産担保ではなく、貸付先に対するリコースローンです。
・埼玉県川口一棟マンション
募集開始:2023/4/18 11:00~(・前後入金)
予定年利:6%
運用期間:5ヶ月
募集金額:1億5,000万円(1口10万円)
保全など:貸付先に対するリコースローン、担保なし、個人連帯保証
株式会社二期が現在保有している埼玉県川口の一棟収益マンションが対象となり、資金の使途は買取資金の一部、物件の売却収益が償還の原資となります。
一つ特徴的なことは、本ファンドが「EXITファンド」であること。
EXITファンドというのは、ファンド組成時点で不動産物件の売却先と売却価格が定まっているつなぎ資金のことで、契約が不履行になる可能性は残されていますが、通常の不動産案件と比べればファンドのリスクは抑制されていると考えられます。
(ちなみに売却先は、かなりの大手不動産事業者とのことです)
COMMOSUSについて、思ったこと。
今回の記事内容はCOMMOSUS(コモサス)で募集された2案件の内容ですが、ここからは少し思ったことを書いていきます。
最初の「外貨両替事業ファンド」はCAMPFIRE Ownersからのファンドですが、「埼玉県川口一棟マンション」はCOMMOSUSがCOZUCHIと組んだことで生まれたファンド、と言えるかもしれません。
平たく言えば、「埼玉県川口一棟マンション」はCOZUCHIで出てきてもおかしくないファンドだと思います。
すでにCOMMOSUSではCOZUCHIと組んだ「COZUCHI FUND」というシリーズがありますが、それ以外でもスキームは違えどCOZUCHIと同様のファンドが登場したということは、COMMOSUSが第二のCOZUCHIとしてファンドを組成していく先触れのように感じています。
ご存じの通り、COZUCHIは現在大人気でなかなか案件に応募できないのが玉に瑕。
その分COMMOSUS(コモサス)に一部資金を流すというのは、機会損失を防ぐ意味から有効だと思いますし、実際に私はそのように考えています。