不動産投資型クラウドファンディング、COZUCHI(コヅチ)の話題です。
COZUCHIでは一つのプロジェクトを時系列に分けた「フェーズ別」ファンドが多く募集されますが、今回一つのファンドが「フェーズ3」へ移行しました!
<目次>
六本木 事業用地II
COZUCHIで予告されている案件は、「六本木 事業用地II」。
・六本木 事業用地II フェーズ3
募集期間:5/4 19:00~5/10 13:00(フェーズ2優先権あり・抽選式・後入金)
予定年利:7%
運用期間:15ヶ月
募集金額:3億5,200万円(優先枠あり)
保全など:優先劣後方式 劣後比率10.7%
「六本木 事業用地II」ファンド、今回は最終フェーズ予定の「フェーズ3」が募集されます。
フェーズ2との主な違いは利率(10%→7%)、運用期間(12ヶ月→15ヶ月)、募集金額(3.2億→3.52億)。
正確には劣後比率も少し変わっていますが、二つとも11%前後なので大きな差異ではありません。
(左:フェーズ2 右:フェーズ3)
フェーズ2→フェーズ3の変遷
本物件は地下鉄六本木駅まで徒歩3分の場所にあり、TRIAD社と他所有者の共有持分となっています。
このように権利関係が複雑な物件は嫌気されやすく、そのため最初の時点で相場よりもディスカウントされた価格で仕入れられているというのが、本ファンドの特徴の一つです。
さらにフェーズ2で確定測量を行った結果、登記簿上では80坪あった物件が実測約91坪あることが確定し、敷地面積が実際よりも広くなったことから資産価値が向上しているとのこと。
今回のフェーズ3では共有状態解消に向けた「共有物分割請求」を行い、共有者との協議を進めることで共有持分を買い取る、あるいは分割することにより売却を予定しています。
共有者の出方しだいでは分割請求が長引く可能性がありますので、その場合は15ヶ月という運用期間が延長される可能性があることは認識すべきでしょう。
投資判断とCOMMOSUSについて
本案件は、フェーズ2に投資している人は本案件への優先投資権があります。
フェーズ2の出資者が全員最大枠で応募した場合は3,200万円の一般枠、実際にはそれ以上の枠が存在することになるでしょう。とは言っても一般抽選の競争率はかなり高いと予想されますが、COZUCHIチャレンジプログラムの事もあるので私は50万円くらいで応募してみる予定です。
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今回のCOZUCHI案件も、一般抽選の投資家にとってはほぼお祈り枠というか運試し枠。
COZUCHIで投資しにくい理由の一つとして、不動産投資型のクラウドファンディングであるCOZUCHIでは扱える案件の幅に限りがあることが挙げられます。
その分はCOZUCHIが提携しているCOMMOSUS(旧CAMPFIRE Owners)で、より広範な案件が扱える融資型ファンドが出てくることを期待して、機会損失を防ぐために両方の事業者で投資を続けていく方針としています。
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