融資型クラウドファンディング「バンカーズ」に関して、気になるニュースが一つありましたので手短に記事にします。
現時点では不明確な部分が多いので、具体名を出すのは差し控えます。
<目次>
ニュースの内容
バンカーズから、対象ファンドの投資家宛にニュースが飛んできました(ということは当然、私も対象です)。
対象ファンドの最終資金需要先で、3日間の販売停止及びその後の販売方法の変更があったというニュースです。
本来であればこういったネガティブなニュースは、対象ファンドのみならず全般に公開すべき内容だと思いますが、今回は遅延発生が確定したわけではないということから、現時点において対象ファンドの投資家のみに情報を限定するのは適切だと思われます。
詳細についてWebとTwitter上で検索をかけたのですが、現時点では裏の取れない情報しかありませんでした。なので「販売停止があった+販売方法の変更があった」までが現在分かっている情報です。
貸付先の挙動とスキームについて
この貸付先のファンドには私も出資していると書きましたが、この事業者はこれまでに複数回の元本一部償還を行っていることから、返済意思は間違いなくあると思われます。
(もし中身が大火事状態なら、元本一部償還などせず手元資金を残すでしょう)
また貸付スキームは直接ではなくSPCを挟む形で行われており、金銭債権を担保とする場合の適切な仕組みとなっています。
もしも最終資金需要者が事業継続不能となった場合でも、エンドユーザとのリース契約は資金需要者から合同会社との間に移転する契約が結ばれているため、この契約による収入は存続します。
そしてそのリース債権評価額のLTVは6割ほどという内容です。
所感
(対象ファンドへの私の投資状況。100万円投資・期限前償還額181,200円)
今回は第一報なので断定的なことは何も言えませんが、貸付スキームを見る限り最終的な影響は軽微になると予想されます。
(ただし、少し時間はかかるかもしれません)
このファンドの予定運用期間は今月末なので、その時点でどうなるかの動きに注目したいと思いますし、また記事にします。
以前から何回か書いていますが、分散投資は大きな地雷を踏まないために小さな地雷を選ぶ行為。つまり分散投資をした時点で、小さな地雷を踏むのは覚悟の上です。
今回の影響をどこまで軽微にできるか、バンカーズの手腕に期待します。