不動産投資型のクラウドファンディングから、募集が予告されている高利率案件を2つ紹介します。
高利率案件に投資する際には重要な、ファンドの妥当性についても調べています。
<目次>
Victory Fundの浦安案件
高利率案件を多く募集するVictory Fundから、浦安の土地を対象とするファンドが予告されています。
・千葉県浦安市プロジェクト
募集開始:5/13 12:30~(先着式・後入金)
予定年利:8%
運用期間:12ヶ月
募集総額:2億円
保全など:優先劣後方式 劣後割合2.5%
浦安市にある土地を対象として、短期的には駐車場などで運用しつつマンションもしくは戸建てを開発・販売する内容です。
土地住所から調べた対象土地の地価はおおむね8,000万円なので、開発が首尾良く進むことを前提としたファンドであることには注意が必要でしょう。
分配原資のほとんどは不動産の売買益から生じているキャピタル型であり、かつ劣後出資が薄いので私は投資を見送る予定です。これで劣後が20-30%あったらまた考えるのですが。
汐留ファンディングのマンション案件
汐留ファンディングからは、マンションの区分所有ファンドが予告されています。
・汐留ファンディング10号(江戸川区松江マンションプロジェクト)
募集開始:5/14 12:30~5/17 12:30(抽選式・後入金)
予定年利:8%
運用期間:12ヶ月
募集総額:3,800万円
保全など:優先劣後方式 劣後割合12%
対象となる物件は「グーディッシュ船堀」。ファンドでは1室を取得し、現状の間取りを活かした状態でリノベーションを行い価値を高める計画です。
(引用元:https://www.homes.co.jp/archive/b-37689765/)
上記の通り、外部サイトによる類似した部屋の価格は3,700~4,200万円。
リノベーションによる価値向上を考えれば、4,500万円というファンド総額は妥当だと思われます。投資家の優先出資は3,800万円とリノベ前の価格に近いので、少なくとも元本が大きく損害を受けるということはなさそうです。
ファンドとしては妥当な作りですが、この募集規模から考えて抽選は激戦になると思われます。