破産手続きが進行中だったクラウドリースにおいて、最終配当が行われました。
私の場合の配当金額や所感について紹介する記事になります。
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最後配当
クラウドリース破産処理の目処が付いたという、3ヶ月ほど前の記事は下記をどうぞ。
クラウドリースの最終配当は予告通り、2024/5/21に行われました。
私の配当額は¥219,430。当初予告されていた配当額は¥220,035ですが、ここから振込手数料を引いての入金額です。
口座にある元本は¥2,077,509なので、損失額は¥1,858,079となりました。
最終的な運用実績
ここで私のクラウドリースでの運用実績を計算してみます。
損失額は上記の通り¥1,858,079ですが、これまでの確定利益が¥656,890。
確定申告をすることで、源泉徴収分の所得税(20.42%)及び住民税(10%)が減少する効果があり、税金の圧縮額は¥565,227。
これ以外に健康保険料も減少する効果があり、京都市で計算すると所得割の控除後所得額に対する額は医療保険(7.65%)+高齢者支援分(2.82%)+介護保険料(2.56%)、合計で13.03%=¥242,107。
ということで最終的な運用実績は、¥1,858,079(損失額)-¥656,890(確定利益)-¥565,227(税圧縮効果)-¥242,107(保険料圧縮効果)=¥393,855となりました。
見た目上発生する損失額こそ大きいものの、これまでの確定利益やこれからの圧縮効果を相殺すると意外にダメージは抑えられています。特に雑損失の場合、他の雑所得でカバーできる限りは税金と保険額の圧縮効果がかなりパワフルであることが良く分かる結果となりました。
なお今回大きめの損失が発生したことにより、ワンチャン保険料の法定減額とかあわよくば住民税非課税世帯へのシフトが叶うかと思ったのですが、そんなことはなかった。
所感
今回の損失発生により、クラウドファンディング3~4ヶ月分の収益が吹っ飛びましたが、逆に言えばその程度で済んだとも言えます。
180万円というと大きな額に感じるかもしれませんが、私の投資元本で言えば1.5%くらい。株や投資信託をやっていたら、そのくらいの値動きは当たり前のことです。
(株や投信の損失は含みだろという意見もあるでしょうが、それなら株や投信の利益も含みです)
それに何より、クラウドリースの資金がどうなろうと毎月のインカムゲインに変わるところはありません。クラウドファンディングのインカムは原則として投下資本に比例しますから、今回一部でも返還されたことでインカムの上昇余地ができたという考えすらできます。
クラウドリースやmaneoには言いたいこともありますが、それも結局は全て自分の判断が招いたこと、つまりは自己責任であり自分で結果を引き受けるだけ。
含みとは言え資産の1/3が吹き飛んだリーマンに比べれば、こんなものは擦り傷。例え強がりでも震え声でもそう言い切れることが、投資家には必要なマインドです(震え声)。