不動産投資型クラウドファンディングの「SOLS(ソルス)」から、久々の匿名組合型が登場。
「出し入れ自由のクラウドファンディング」と合わせて紹介します。
<目次>
SOLS第7号案件
SOLS(ソルス)では久々となる、第7号案件が予告されています。
・・SOLS第7号案件:ロジュマンプラティーク
募集期間:7/1 10:00~7/11 15:00(抽選式・後入金)
予定年利:6%
予定運用期間:約5.9ヶ月
募集金額:1,000万円
保全など:優先劣後方式 劣後割合約30%(借入込みの計算では約3%)
SOLS第7号ファンドの対象物件は、岐阜県多治見市にある1K×24戸の一棟マンション。
このマンションはSOLSを運営する不二興産社が2023年11月に取得し、ファンド募集時点で運用中。24戸あるマンションですが、2024年6月時点における稼働率は100%です。
運用期間は約6ヶ月、インカム型のファンドになります。
ただし1戸建てマンションの割に少ない募集金額で分かりますが、金融機関からの融資が大部分を占めます。融資の弁済順位は投資家の出資より優先される点には注意が必要でしょう。
もっとも融資がなければ6%という利率は出ないでしょうし、運用期間が6ヶ月である点を考えればリスクは管理されていると考えます。
SOLS WALLET
SOLS(ソルス)で先日始まったサービスは、「SOLS WALLET(ソルス ウォレット)」。
最大の特徴は「出し入れが自由のクラウドファンディング」という点で、これまでの不動産投資型クラウドファンディングでは有限期間の運用だったのに対して、運用期間の定めを無くしたという新しいサービスです。
SOLS WALLETへの投資の流れは以下の通りです。
・ファンド申し込み(先着順)
・契約成立後、出資金振込
・出資金の到着確認後(2~3営業日必要)、着金日から運用開始
・利益は日割り換算
・出金は申請後、約5営業日必要
・日割り換算した利益を、年に一度10月末に分配金口座に支払い(雑所得扱い)
サービスの利用銀行はGMOあおぞらネット銀行なので、投資家側もGMOあおぞらネット銀行を利用することで投資効率が最大化されます。
ファンド条件
記事作成時点(2024年6月)におけるSOLS WALLETの案件は以下の通り。
・・SOLS WALLET
予定年利:2.5%
予定運用期間:無期限
当初募集金額:5,250万円
保全など:優先劣後方式 劣後割合約4.5%
対象不動産は「ルピナス知立」。鉄骨造スレート葺2階建・1986年築の中古集合住宅です。
この不動産の鑑定額は7,130万円、募集額は5,500万円でうち250万円が事業者による劣後出資。不動産鑑定額を基準にしてLTVの考え方を適用すると、約74%となります。
「出し入れ自由」というのは、これまでのクラウドファンディングになかった大きな利点。申請から5営業日で出金できることから、いつ使うか分からない資金の一時置き場として利用することができそうです。
(SOLS 会員登録方法)
www.sallowsl.com