年利10%以上のファンドを連発する「ヤマワケエステート」の話題です。
ヤマワケエステート運営会社の親会社であるWeCapital社から、同社が融資型サービスに参入するとの連絡がありました。個人的な所感をキャンペーンとあわせて紹介します。
<目次>
新サービス開始
ヤマワケエステートの運営親会社であるWeCapital株式会社から、投資・配当型クラウドファンディング「ヤマワケ」のサービス提供が開始になった旨の連絡がありました。
下記、メール内容の引用です。
投資・配当型クラウドファンディング「ヤマワケ」は、第二種金融商品取引業者であるWeCapital株式会社が提供を予定しているプラットフォームです。「ヤマワケ」は、挑戦したい事業者と応援したい投資者をマッチングするサービスを目指しております。今後、人・物・事すべての商品を網羅していく予定であり、投資先のバリエーションが豊富になった「ヤマワケ」では、将来あなたの応援したいがきっと見つかるはず。
今回「ヤマワケ」では、ソーシャルレンディングと呼ばれる「融資型」のクラウドファンディングサービスを提供いたします。ぜひ会員登録をお願いいたします。
これまでヤマワケは「ヤマワケエステート」という不動産投資型クラウドファンディングを展開し、年利10%超えの高利率(*)ファンドを連発して人気となっています。
*その分、劣後が薄いという問題点はあります。
融資型の審査は金融庁管轄で、その審査は過去の色々があったため相当厳しくなっていると聞いていますが、今回ヤマワケは審査をクリアしてサービスを開始できる目処が立ったとのことで、まずはめでたい。
めでたいついでで早々に会員登録してみましたが、融資型ではまだファンドは登場していないようです。
融資型と不動産投資型、私の所感
私がクラウドファンディングを始めたのは融資型から、というかそもそも十数年前の投資型クラファンには融資型しかなかったので、自然と融資型からクラファン投資を始めることになりました。
そういった背景もあり、私はどちらかと言えば融資型推しです。
不動産投資型が悪いと言うつもりはありませんが、不動産投資型では組成できるファンドに規制があり、対象となる不動産から生じる収益(売買益や賃料)しか扱うことができません。例えば信託受益権が設定されている場合、不動産投資型ではファンド化できないことになります。
そのため投資対象の分散を考えるなら、不動産投資型「のみ」への集中も避けるべきというのが私の考えです。
もう一つの話題として、不動産畑と金融畑で中の人の考えが異なる傾向があり、一般的に金融畑はコンサバであり不動産畑はイケイケの場合が多いと感じています。
WeCapital社の役員全員を調べたわけではありませんが、創業者の松田氏は元FUNDINNOで、共同代表の橋口氏はコンサルからハーバルアイ代表であることから、少なくともコンサバ思考ではないでしょう。
不動産投資型のノリで融資型をやってしまうと、監督官庁がより厳しい金融庁管轄であるため問題が起こりかねない・・・というのが、私が今感じている懸念です。もちろん脇を固める陣営がフォローすればいいだけなので、私の懸念が杞憂で終わるのならそれに越したことはありません。
何にせよ、投資家としては選択肢が増えることは良いこと。投資するかしないかの決定権は投資家側にあるのですから、どんな選択肢が増えようが選択肢自体に文句を言うのは筋違いです。
すでに人気となっているヤマワケエステートがある中で、融資型「ヤマワケ」の登場により不動産投資型との棲み分けをどうするのか、実際どのようなファンドが組成されるのか、今後が楽しみですでに会員登録済みです。
風の噂で、本当にやりたかったのはエステートではないヤマワケだったと聞いたような。
キャンペーン情報
ヤマワケエステートでは現在、会員登録+投資完了でAmazonギフトカード2,000円がもれなくもらえるキャンペーンを実施中。
2024年8月31日までの会員登録で500円分、2024年10月31日までの投資(最低10万円)で追加1,500円のAmazonギフトがもれなくもらえます。
(2024年7月末 ヤマワケエステートのサマリー)
ヤマワケエステートはこれまで累計調達額が180億円、2023年10月にサービスを開始したばかりなので運用終了額はあまり多くありませんが、足下でも複数のファンドがクロージング中です。
劣後が薄いという不確実性を呑み込んで投資するかしないか、そこは投資家の考え一つ。私は手元資金のあるタイミングで良いファンドがあれば、少額で投資をしていく予定にしています。
(会員登録方法)
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