融資型クラウドファンディング「COMMOSUS(コモサス)」から、同時に2ファンドが募集されます。
それぞれの内容と、投資方針の紹介・・・というか投資します。
<目次>
杉並区 荻窪プロジェクト (不動産担保ファンド)
2つのファンドは融資先が同じで、担保となる物件が異なります。
・杉並区 荻窪プロジェクト (不動産担保ファンド)
募集開始:8/20 12:30~(先着式・実質前入金)
予定年利:6%
運用期間:6ヶ月
募集金額:1億1,500万円
保全など:第一順位抵当権(LTV77.7%)、リコースローン
融資先はエムトラスト社。これまでもコモサスでファンド組成実績・償還実績のある会社です。
2015年に設立した不動産事業者で、独自のノウハウとネットワークにより成長し直近の売上高は約300億円。詳細な財務情報はログイン後の重要事項説明書にありますが、増収増益です。
担保となる土地は杉並区荻窪にあり、荻窪駅から約徒歩9分。
対象土地は最終的に事業用地としてEXIT予定であることから、可用性が高いと期待されます。LTVも77.7%と標準的で運用期間は6ヶ月であることから、一定の安全性はあると考えます。
中野区 弥生町プロジェクト(不動産担保ファンド)
上記のファンドと、日付も時間もまったくの同時にもう一つのファンドが募集されます。
・中野区 弥生町プロジェクト(不動産担保ファンド)
募集開始:8/20 12:30~(先着式・実質前入金)
予定年利:6%
運用期間:6ヶ月
募集金額:1億2,500万円
保全など:第一順位抵当権(LTV82.2%)、リコースローン
担保となる土地は中野区弥生町にあり、東京メトロ丸ノ内線「中野新橋駅」から徒歩6分。
立地の違いはありますが、基本的には上で紹介した杉並区 荻窪プロジェクトと似たようなものと考えていいと思います。
募集金額はいずれも1億円ちょっと、利率6%、運用期間6ヶ月、LTVが約80%という点で似通っており、おそらくエムトラスト社が一時的な資金繰り、もしくは機動的資金の確保のために手持ちの土地を担保としてファンドを組成したものと推測します。
(こういった短期のブリッジ資金融通は、融資型クラウドファンディングを利用する一つの代表的手法です)
投資判断
先にも書いたとおり、私見では2つのファンドは似通った性質を持っている+安全性は比較的確保されていると判断しました。
であれば当然、両方に分散投資です。本ファンドはリコースローンなので根っこはつながっているという考えもできますが、担保物権が異なるので分散効果は一定程度あるでしょう。
ただ私は新規ファンドのお知らせが来る前に、償還された約150万円の出金指示をしてしまったため、この資金が着金してから改めて入金→ファンド申込を行う予定です。もう少し早く連絡してくださいシルブプレ。
しかし重説の貸付利率見ると、コモサスはホントに儲けようとしてませんね。
以前に「コヅチとコモサスの累計調達額に10倍弱の差が付いている現状に鑑みると、今後コモサスの方に有利なファンドが登場するんじゃないか」と書いたことがあるのですが、だんだん信憑性が増してきました。