バンカーズで遅延していた「アミューズメント事業支援ファンド」が終結し、出資金が償還されました。
同ファンドに出資していた投資家向けの説明会に参加しましたので、その内容と所感を記事にします。タイトル通り黒ウサギ入りますので、苦手な方はブラウザバックのほどを。また以下閲覧される際には、当記事に対するコメントについては高確率で黒ウサギが回答することを了承いただけたと見なします。
<目次>
アミューズメント事業支援ファンド 最終結果
バンカーズで募集したアミューズメント事業支援ファンドにおいて、貸付先であった株式会社ガイアが2023年10月30日に民事再生手続開始の申立てを行いました。
結果としてファンドは遅延状態にありましたが、2024年8月22日付でガイア社関連の全ファンドが運用終了。
9月9日付けで元本の全てと利息の一部が振り込まれ、本件は終結しました。
私の場合、同案件に50万円を投資。最終リターンは税引前で2.74%(遅延期間を含めて換算すると、年利約2.1%)となりました。
投資家向け説明会の内容と所感
アミューズメント事業支援ファンドについて、バンカーズの社長も登壇しての投資家向け説明会があり、オンラインで参加しました。
内容については基本クローズドであり詳細は言えませんが、ガイア社の不渡りが発生した時点や民事再生法の適用を申請した時点から、回収に向けたガン詰めを行っていたことは良く理解しましたし、バンカーズはかなりうまくやったと評価できます。
そもそもデフォルトが起きるところに貸すなという意見もあるでしょうが、デフォルトを予測できない以上その意見は一理はあっても価値はありません。それよりも「デフォルトが起きても回収できればOK」と備えをしておく方がよほど価値がありますし、今回のバンカーズの回収は備えが功を奏した例です。
正直なところそこで営業トーク入れるか? とは思いましたが、予定通りの利益が出なかっただけで元本割れしたわけじゃないので、まあご愛敬かと。
*注:ここよりしばらく黒ウサギモード
それよりも私が気になったのは、一部投資家の対応や態度です。あくまでも「一部」なので大多数の方には関係のないことですが。
例えば今回の件で一部の投資家からバンカーズの情報公開姿勢に不満があったらしいですが、民事再生案件は機微でありホイホイ公開できるようなものでないことくらいは調べればすぐに分かります。
また「専門用語が難しい」というクレームについても、ちゃんと調べればいいだけのこと。何か起きなければ本腰入れないのが人の性質ですから、こういう時こそ学習して自己成長できる機会と捉えなくてどうするのでしょう。
なおさらのこと、「デフォルト可能性をゼロにはできないから分散が重要」ということは投資家側が当然理解しておく大前提であり、実際起きて騒ぎ立てるのは「インデックス買えば儲かると聞いたのに暴落した。国にハメられた」などと騒いでいる人と同レベルでしかありません。特に今回の件なんて、事業者の信用レベルは激低だと最初から明示されていたわけですから。
自分の感情や無知を筋も立てずに事業者にぶつけることは遅延案件における回収を邪魔し、事業者の運営コストをいたずらに増加させ、結果として投資家全体の利益を損なう行為であり、そうする者は同じ投資家として否定し排除すべき存在です。
事業者に悪意があると考えるなら法的に訴えればよし。そうでないなら事業者を叩く前にまず自分の頭をコンクリ壁に叩きつけ、甘っちょろい考えを物理的に修正する方が先でしょう。事業者は投資案件を提供しただけであり、最終的な投資判断を下した者とその頭に一義的な責任があるのはあたりまえです。
私の観測範囲において、自己の投資責任を他者になすりつけようとした者は大多数が無言のまま、あるいは無様な恨み言を吐きながら消えていきました。つまりはそういうことです。
株とクラファンの違い
遅延案件について書いた記事ではコメントが付きやすい傾向があり、その中には京ことばで言うところの「元気よろしおすなぁ。どないしはったん?」なものもあります。ちなみに「やかましいわ。気は確かか?」という意味です。
私は事業者側の肩を持つつもりはなく、ただ自分の利益を最大化するために事業者にどう対応するべきかを考えているだけです。なぜならクラウドファンディング投資においては、自分の利益と同じファンドに投資した投資家の利益は同義だからです。
これが株なら、投資家同士が利益相反することもあるでしょう。そうならないのがクラファンの特徴であり、私が気に入っている点です。
もう一つ最近言語化できたのが、株とクラファンの違いです。
株を所有するということは会社の一部を所有すること。そのため投資家(の集合)は投資先の会社より上位にあるので、「投資してるんだからこのくらい言ってもいいだろう」は一線を越えないかぎり妥当です。
一方クラファンにおいては、いくら投資したとしても投資家は事業者と対等です。投資家は事業者の株を買っているわけではなく、事業者が提供した投資商品を自ら選んだにすぎません。
事業者に明らかな悪意があった場合を除き、すべての投資商品には不確実性がある以上選択するのは投資家の自由で、結果としてのリターンも投資家のものである以上、損失も投資家が引き受けるものです。再発防止の要望を出すのは自由ですが、それはまた別の話。
対等の立場ということを理解すれば、クラファン事業者に対して個別株投資先に対するような態度を取るのはおかしいと言うことも理解できるはずですが、どうなのでしょう。
私も先日言語化できたばかりなので、この違いを理解していない人は少なくないのかもしれません。
・・・こういった一連の話、本来なら私ごときが言うまでもないんですけどね。「そんなことくらい承知の上で投資しとるんや。今さら分かりきってる話すんな」くらいの反応が来てほしいものです。
バンカーズとのタイアップ
さて、そんな黒ウサギモードは横に置いといて。
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今回の件でバンカーズの回収能力は明らかとなり色々あく抜けしたと感じましたので、私はバンカーズへの投資を増額する予定です。とりま100-200万円ほど。
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