ソーシャルレンディング投資記録(新)

【ゆるリタイアからのFIRE達成】クラウドファンディング*ロボットアドバイザー投資家のSALLOWによる、投資記録と投資情報のブログです。

クラウドファンディングは儲からない。



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などと、たまには煽りタイトルから初めてみます(笑)。

しかし言っていることは間違っていません。クラウドファンディングというものは、本当に儲からない投資商品です。


<目次>

 
 

儲からないのは、誰?


 ソーシャルレンディング投資記録


引っ張るのもなんなので、オチから言います。


クラウドファンディングは儲かりません。投資家ではなく、営業者にとっての話ですが。少なくとも私が伺った限りにおいて、「儲かる」と答えた営業者は堂々の0%です。


具体名は伏せますが、クラウドファンディング営業者のビジネスモデル一例を挙げてみます。

・富裕層向けの投資商品を扱う傍ら、クラファンも行っている(融資型・不動産投資型問わず)
 
・再生可能エネルギーのビジネスとクラファンを組み合わせている
 
・クラファン投資商品を集客手段、コミュニティ作りの手段として活用している
 
・本業におけるB/Sの軽量化のためにファンドを組成している
 
・融資が付きにくい案件をファンド化し、投資家に金融期間の代わりになってもらっている


ケースとしてはこれ以外にまだあるかもしれませんが、一つ言えることがあります。


クラウドファンディング事業「のみ」で黒字化している営業者というのは、おそらくありません。だいたいの場合は他にドル箱となりうる事業を持っているか、あるいは他からの出資を受けてクラファン事業をやっているかのどちらかです。

なぜクラファン?


ではなぜ、営業者は儲からないクラファン事業を行っているのか。もちろん慈善事業ではなく、答えは上記のビジネスモデルにあります。


クラファン事業を行う理由はそれぞれの会社のビジネスモデルごとに違うとは言え、融資型・不動産投資型共通で大きく分けて二つ。


一つは「潜在顧客の発掘」。これはサービスを運営する営業者にとっての潜在顧客でもあり、または提携先(例:融資型における貸付先)にとっての潜在顧客というケースもあります。


もう一つは「資金融通の多角化」。金融機関以外からの資金融通チャネルとしてクラファンを利用するケースや、大口では投資しにくい比較的小型な案件をクラファンで募集するケースなどが考えられます。

後者のケースは、船舶融資型の「マリタイムバンク」などが分かりやすい例でしょう。マリタイムバンクでは法人(大口)のみが投資できるファンドがあり、後者は最低申込金額が1,000万円程度と高額になっています。


マリタイムバンク
マリタイムバンク(広告リンク)
 
 

最近の動き


一方最近では、クラウドファンディングをメインの柱の一本に据える営業者も登場してきました。


こういった営業者では認知度のアップ等を目的として、会社名をサービス名と同一にする傾向があるように感じています。老舗ではCREAL(クリアル、旧社名ブリッジ・シー・キャピタル)、最近ではLEVECHY(レベチー、旧社名ジャパン・プロパティーズ)などが挙げられます。


CREAL
CREAL(広告リンク)


【LEVECHY(レベチー) 公式サイト(広告リンク)】


ただこのような営業者であっても、基本的にはクラファン以外に自前のビジネス(不動産投資型なら不動産取引、融資型なら大口向け投資商品)を行っている場合が多く、クラファン事業単独での収益化というのは難しいことに変わりはありません。


多くの投資家にとってクラウドファンディング投資があくまでもサテライトであるのと同様、営業者側にとってもクラウドファンディング事業はあくまでもサテライトなわけです。

このことは同時に、クラウドファンディングを運営する営業者に言及したり評価したりする場合、クラファン事業のみを見て判断することは不十分だということを意味します。


一例を挙げれば、条件の良いファンドについて「そんなに好条件なら自分でやるはず」「銀行が融資しないのはおかしい」などの主張が散見されますが、これはまさに「クラファン事業のみしか見ていない」意見と言えるでしょう。

サテライトで儲けが取れなくとも、それがメインに繋がればそれで良し。事業も投資も同じことです。
 
 

モンスターカスタマー、ダメ、ゼッタイ。


今回はいつもの投資記事から視点を変えて、クラウドファンディング全体について主に営業者の側面から記事を書いてみました。


クラウドファンディング投資が営業者にとって利益が出るようになるのが一番ですが、今のシステムや市場規模、手数料などを考えればそれはまだ先のことでしょう。

そして営業者にとって利益が出ないということは、投資家にとって利益を出せる可能性があるということでもあります。このあたりインデックスファンドを売っても証券会社は儲からない、という理論と似た性質があるかもしれません。

メリットデメリットの非対称性には、いつでもチャンスが(そしてリスクが)隠れているものです。


だからといって、儲からない投資商品を提供してくれる営業者に感謝するべきなどとは言いません。あるものを利用し自分の有利に運ぶのは、投資家として当たり前のマインドだからです。



ただし投資において、営業者と投資家は対等ということは忘れずにおきたいものです(投資に限らずなんでもそうですが)。


何か問題が起きると、営業者やサービスに批判的な意見が噴出するのはある程度仕方ないことですが、中には自分の方が立場が上、自分はお客様だと誤解した視点からの意見が散見されます。

私に言わせれば、それは小売店や飲食店で店員にクレームを付けるモンスターカスタマーと変わりません。


なんならもっとタチが悪いかもしれません。小売店や飲食店を利用せず生活するのは難しいでしょうが、投資は誰に強いられたわけでもなく自由意志と責任のもとで始め、続けているのですから。


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