年利10%以上のファンドを連発する「ヤマワケエステート」の話題です。
こういうファンドは融資型でありそうなのですが、それを不特法型で扱ってしまうのはヤマワケエステートらしい。
<目次>
富喜製麺×勢麟 至高の一杯 富喜麟ファンド
記事作成時点、ヤマワケエステートで募集されているのはラーメン屋を対象とするファンドです。
・富喜製麺×勢麟 至高の一杯 富喜麟ファンド
募集期間:~2024/12/26 23:59
予定年利:10%
予定運用期間:36ヶ月
募集金額:5,000万円
保全など:優先劣後方式 劣後出資2%程度
投資対象となる不動産は、静岡県浜松市に2025年3月頃にオープン予定のラーメン店「富喜麟」が入居予定の建物。
クラウドファンディングで集めた資金を用いて対象不動産を賃借し、敷金・礼金や賃料支払、店舗オープンに伴う設備工事費等を支払った上で、不動産をA.M.T社(*)に転貸して賃料収入を得て配当原資とするものです。
*今回のラーメン店を実質経営する会社
ファンドの特典
今回のファンドに投資すると、オープン予定のラーメン店「富喜麟」のラーメンが無料になる優待券(1枚1,000円相当)が付与されます。
優待券の枚数は投資口数により異なり、10口(10万円)~29口(29万円)で2枚、30口(30万円)~49口(49万円)で6枚、50口(50万円)~99口(99万円)で10枚などとなっています。
店のオープンは2025年3月予定で、優待券の有効期限は2026年末まで。
近くなら投資して試してみたかったところですが、お店のオープン予定地が浜松市でラーメンを食べにいくためそこまで出かけるのも・・・と思ってしまい今回は見送ることにしました。
他の事業者にも共通なのですが、「その場に行ってしか使えない特典」というのは諸刃の剣です。その場に行かないと使えない特典を付与するのであれば、行けない人向けの特典も用意しておかないと、プロスペクト理論の落とし穴にはまってしまうことになると考えます。
キャンペーン情報とヤマワケエステートの特徴
ヤマワケエステートでは2024/12/9~2025/1/31まで、会員登録だけで500円のアマギフがもれなくもらえるキャンペーンが実施中。
ユニークなファンドが多いヤマワケエステートでの投資に興味がある方は、この機会にどうぞ!
投資前に一つ理解しておくこととして、ヤマワケエステートで募集される案件には開発型ファンドにも関わらず劣後出資が極めて薄いという特徴があります(ここではあえて特徴と言います)。
この特徴と高利率を組み合わせて見えてくることは、ヤマワケエステートで募集される案件は「不動産開発に投資家が責任を持ち関与して高い利率を求める」性質があるということです。
ヤマワケエステートのファンドは、通常の不動産投資型とは少し趣が違う点に注意が必要です。私がこのファンドを見た時の第一印象は、不動産投資型よりも融資型向けの案件であるというものでした。
(会員登録方法)
www.sallowsl.com
それはそうとして。
一部の資産情報に不具合が起きていて修正作業中とは聞いてますが、これはなかなかインパクトが大きくて思わず笑ってしまいました。
一事が万事。こういうシステムの脇はきっりち固めてもらいたいものです。