今回は「年利10%」という共通点を持つ3つのファンドの詳細を紹介。
あわせて、それぞれのファンドについて私が考えるポイントを書いていきます。
<目次>
Victory Fund31号ファンド
Victory Fundから、年利10%の31号ファンドが予告されています。
・日本橋浜町EXITプロジェクト
募集開始:1/7 12:30~(先着式・後入金)
予定年利:10%
運用期間:6ヶ月
募集総額:2億円
保全など:優先劣後方式 劣後比率約2.5%
対象不動産は、日本橋浜町にある鉄筋コンクリート造6階建ての建物。
1階に「児童を対象とするプログラミング教室」が入っているとの情報、及び外見の一致から対象不動産は「日本橋浜町1-3-5 腰高ビル」で間違いないと思います。
同じ不動産はVictory Fundで過去に募集した「日本橋浜町1丁目プロジェクト」ですでに募集・償還されており、現在満室稼働ができていることから短期間でEXITする予定のファンドです。
劣後比率が約2.5%と心許ないのでもう少し増やして欲しいところですが、短期間ファンドなのでリスクはある程度緩和されているものと思われます。
私は初動を確認してから、少額で投資するか検討します。
みらファンからの新春キャンペーンファンド
みらファンで予告されている「みらファン第15号」は、新春キャンペーンファンドとして登場です。
・みらファン第15号(愛知県海部郡)
募集期間:1/10 12:00~1/22(先着式・後入金)
予定年利:10%
運用期間:3ヶ月
募集金額:1億6,770万円(1口1万円)
担保など:優先劣後方式 劣後比率約60%
みらファンの15号ファンドは、名古屋駅から急行電車で約10分のところにある近鉄蟹江駅目の前の事務所店舗ビル。
どこかで見たことがあると思ったら、みらファン9号で募集され償還完了したものと同じ不動産でした。
みらファン9号での年利は5.5%でしたが、今回は素の年利で6%。そこに新春キャンペーンということで+4%され、年利10%での募集です。
その上劣後比率が60%あるので、お宝ファンドと言っていいでしょう。すでに実績のある不動産だけに、年利10%という高利率と安全性を兼ね備えたファンドだと考えます。
ネット不動産ファンディングからも年利10%
ネット不動産ファンディングでは2025年4月から、第2号ファンドが予告されています。
・第2号 湯島御徒町ホテルプロジェクト
募集期間:4/17~4/30(先着式・後入金)
予定年利:10%
予定運用期間:6ヶ月
募集金額:8,000万円
保全など:優先劣後出資 劣後比率20%
対象となるのは、東京都文京区湯島3-39-2にある「Hotel Yushima Okachimachi」。見たところインバウンド向けの宿泊施設のようです。
募集開始が「2025/4/17」と長いですが、これはネット不動産ファンディングが小規模不動産特定共同事業であることと関係しています。
小規模の共同事業の場合、1投資家が営業者に投資できる上限は100万円(1ファンド100万円ではなく営業者全体で100万円)なので、1号ファンドが償還されるタイミングに2号ファンドの募集を合わせてきたのだと推測します。
対象不動産が宿泊施設なので一定の不確実性はありますが、6ヶ月という短い運用期間なのでリスク対策は取れているものと思われます。1号ファンドが無事償還されれば、続けての投資を考えます。
ネット不動産ファンディングでは第1号ファンドに50万円投資し、キャンペーン対象となりました。
特典は投資額の5%(=2.5万円)のAmazonギフトです。