AIによりポートフォリオを変化させるロボットアドバイザー、ROBO PRO(ロボプロ)の話題です。
ロボプロがサービス5周年を迎えました。これまでのパフォーマンスや私の運用状況について紹介します。
<目次>
ロボプロ、5周年

「ROBO PRO(ロボプロ)」がサービス開始から5周年を迎えました。
通常のロボットアドバイザーであれば、ポートフォリオは投資家のリスク選好度により固定されますが、ロボプロはAIがポートフォリオを動的に変更するという特殊なロボットアドバイザー。
つまり運用成績はAIの出来次第ということになりますが、2023年4月には金融庁お墨付きで「ロボットアドバイザーの過去3年累積リターンで第1位、同期間シャープレシオも最高値」という快挙を成し遂げました。
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私がロボプロでの投資を始めたのはサービス開始から約半年後。これまでの投資歴は4年半くらいです。
その間には多くの紆余曲折がありましたが、結果としてリターンが+60%に達しようとしています。相場が好調なこともあったでしょうが、ロボプロのAIが適切に運用した結果でもあると感じています。少なくとも私がガチャガチャ運用するよりはよほど良い。

ROBO PROの長所を2つ紹介
ロボプロ5周年記念コンテンツの中から、ロボプロの長所を2つ紹介します。いずれも数字として表れているものなので、長所であることに異論を挟む余地はないでしょう。
一つは、ロボプロが「下落局面に強い」ということ。
2020年のコロナショックの際、ロボプロは債券保有割合を増やして下落に耐え、景気回復局面では株式の割合を一気に増やして資産を増大させました。人間が運用していては、例え頭では分かっていても恐怖心が先立ってしまいここまで積極的な運用はできなかったでしょう。
その結果は下記の通り、ポートフォリオを変化させない一般のロボットアドバイザーと比べると、明らかなパフォーマンスの差となって現れました。

もう一つの長所は、他のロボットアドバイザーと比較して明らかに優秀なシャープレシオです。
所与のリスク水準で最大のリターンを得られるポートフォリオの集合の事を「効率的フロンティア」と呼び、分散投資では効率的フロンティアの下側のみが投資可能な領域とされます。

そのため分散投資ではいかにリターンを効率的フロンティアに近づけるかがポイントですが、ROBO PROのリスクとリターンは他のロボアドの効率的フロンティアを上抜けした場所に位置します。
ポートフォリオを維持する分散投資よりもシャープレシオが上ということは、それだけROBO PROにおけるAIの判断は適切であり高リターンに繋がっているということになります。
ロボプロに投資をする意味
ロボプロは「AIが判断しポートフォリオを大胆に変えるロボットアドバイザー」です。
通常のロボットアドバイザーのように、近代ポートフォリオ理論に従った最適アセットバランスを組んで維持するのではなく、マーケットデータを読み込んだAIがその時々で運用を変更します。
AIの判断は膨大なマーケットデータに基づき、一切の感情を差し挟まず行われます。もちろんロボプロの運営事業者も、AIの判断結果を一切いじっていません。
ロボットアドバイザーのサービスは手数料が高いというマイナス意見もありますが、投資の目的は手数料の最小化ではありません。なんならリターンの最大化ですらなく、自分に合った継続できる投資手法を用い、自分と家族(親族)に必要な資産を構築することこそが投資の目的です。
私にとってロボプロは自分に合ったサービスですから続けてますし、ロボットアドバイザーの中では優秀だからこうやって推しているわけです。
またロボットアドバイザー投資をするつもりがなくとも、ロボプロに口座開設して資金を入れておくことには意味があります。
実際に資金を入れればAIの判断を注視しようと思うでしょう。そしてロボプロのこれまでのパフォーマンスから、AIの判断は適切であると判断できます。であれば、「AIの判断を他の投資判断の材料にできる」という使い方もあるわけです。

