不動産投資型クラウドファンディング、「FANTAS Funding(ファンタスファンディング)」の話題です。
FANTAS Fundingでアップサイド配当(配当保証)が実装され、早速対象ファンドが登場しました。
<目次>
配当保証とその裏話
FANTAS Fundingで「配当保証」が実装されることになりました。
これは早期償還が起きた際、当初予定されていた運用期間分の配当が保証される(例えば、運用期間6ヶ月のファンドが2ヶ月で償還された場合、6ヶ月分の配当が支払われる)という仕組みであり、早期償還による配当ダウンを回避し投資家の利益を確保することになります。
前倒しでの償還が起きるということは、当初想定よりも好条件で売れたということ。この場合事業者の利益は増えますが前倒しで償還されると投資家の利益は減ります。この利益相反を無くす仕組みがアップサイド配当(配当保証)です。
ところで、なぜFANTAS Fundingはアップサイド配当を「利回り向上」ではなく「配当保証」にしたのか。以下は実際に聞いた話を元にして、私の推測を交えたものになります。
一言で言えば、配当保証の方が投資家の利益に繋がるからです。
FANTAS Fundingでアップサイド対象となるのは、想定よりも高値での売却が期待される物件ですが、その利益は2倍・3倍というほど大きなものではない<と推定します。
そうなると利回り向上型のアップサイド配当を導入しても、アップサイド幅はあまり大きなものになりません。それよりは早く売却できた場合に対象期間の配当を保証する方が、投資家にとっては有利な仕組みとなります。
ファンド募集予告
配当保証の導入に合わせ、2ファンドが募集予告されています。
・FANTAS repro PJ 第48号
募集期間:2025/5/16 19:00~5/21 8:59(抽選式・後入金)
予定年利:6.0%
運用期間:5ヶ月
募集金額:8,100万円
保全など:優先劣後方式 劣後比率10%
・FANTAS repro PJ 第49号
募集期間:2025/5/16 19:00~5/21 8:59(抽選式・後入金)
予定年利:6.0%
運用期間:6ヶ月
募集金額:1億80万円
保全など:優先劣後方式 劣後比率10%・マスターリース有
48号ファンドの対象は八王子市南大沢2丁目206-15に位置する鉄骨造マンション、49号ファンドの対象は千葉県市川市下貝塚3丁目6-3に位置する木造アパート。
両方ともに不動産のバリューアップ後売却するキャピタル型ファンドであり、築古のため節税効果が高く投資家に対する節税対策として売却を予定しているとのことです。
いずれも上記のアップサイド配当(配当保証)が実装されたファンドです。
そして裏話ですが、これらのファンドで配当保証が発動する(=早期償還が実現する)可能性はかなり高いと思われます。
上記ファンド申込時の注意点
上記の2ファンドは5/16(金)の19:00から募集開始、募集終了は5/21(水)の8:59です。
そのためFANTAS Fundingに未登録の人がこれらファンドに投資しようとした場合、できれば今週中、遅くとも5/19(月)に登録申請を行うことが必要になると思われます。
(FANTAS Fundingの内情まではさすがに分かりませんが、eKYCの手続きを考えるとそんなものかと)
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