AIによりポートフォリオを変化させるロボットアドバイザー、ROBO PRO(ロボプロ)の話題です。
2025年5月、ロボプロの評価額が最高値を更新ました。数年間投資している者としては喜ばしい限りです。
<目次>
「人の心のない」投資ならでは。
2025年5月12日、ロボプロはサービス開始からの評価額最高値を達成しました。
4月にはトランプ関税ショックもあり一時的に大きく下落しましたが、そんな状況でもAIの将来予測に基づきリスクオンの投資配分を維持し続け、結果としてトランプ関税ショック前の最高値から3ヶ月で最高値を再更新することになりました。
(ロボプロの毎月のポートフォリオ変遷)
良い意味で「人の心がない」AIだからこそ、関税ショックの状況であっても感情に左右されず冷静に判断した結果だと思います。私が裁量取引やってたらパニックになる自信しかありません。
ここ3ヶ月のROBO PROと一般的ロボアド、世界株式、S&P500の比較を見ると、さすがにトランプ関税ショックはROBO PROも回避できていませんが、緩やかな下落や値上がり局面には適切に対処し、下落幅を抑え高騰幅をしっかり取れている印象です。
現在の資産状況
私のROBO PROでの元本は390万円、5/14時点での通算損益は+62.5%と順調です。
(ロボプロは投資家全員が、AIにより自動リバランスされた同一ポートフォリオで投資していますが、資金の投入時期や投入量による損益の違いはあります)
現在のロボプロは株式比率は85%を超えている、超攻撃的なポートフォリオ。
AIによる判断が正しいのかどうかは分かりませんが、自分で判断することに比べたらよほどマシなのは間違いありません。そう考えているからこそ、私はROBO PROでの投資を継続しています。
ROBO PROの長所を2つ紹介
以前にも紹介しましたが、ロボプロの長所を2つ紹介します。これらはいずれも数字として表れているものなので、長所であることに異論を挟む余地はないでしょう。
一つは、ロボプロが「下落局面に強い」ということ。
2020年のコロナショックの際、ロボプロは債券保有割合を増やして下落に耐え、景気回復局面では株式の割合を一気に増やして資産を増大させました。人間が運用していては、例え頭では分かっていても恐怖心が先立ってしまいここまで積極的な運用はできなかったでしょう。
その結果は下記の通り、ポートフォリオを変化させない一般のロボットアドバイザーと比べると、明らかなパフォーマンスの差となって現れました。今回もこのようなメリットが発揮されることを期待します。
もう一つの長所は、他のロボットアドバイザーと比較して明らかに優秀なシャープレシオです。
所与のリスク水準で最大のリターンを得られるポートフォリオの集合の事を「効率的フロンティア」と呼び、分散投資では効率的フロンティアの下側のみが投資可能な領域とされます。
そのため分散投資ではいかにリターンを効率的フロンティアに近づけるかがポイントですが、ROBO PROのリスクとリターンは他のロボアドの効率的フロンティアを上抜けした場所に位置します。
ポートフォリオを維持する分散投資よりもシャープレシオが上ということは、それだけROBO PROにおけるAIの判断は適切であり高リターンに繋がっているということになります。