不動産投資型クラウドファンディングの「REEZIN(リーズイン)」から、新しいファンドが募集中。
小粒なファンドですが、条件的にはなかなかです。ただ注意点・・・というほどでもないですが、知っておくべき点はあります。
<目次>
REEZIN(リーズイン)の紹介
REEZIN(リーズイン)は、大阪で20年以上運営している総合不動産事業者の「株式会社新成トラスト」が運営している会社です。代表取締役は「冨士井直哉」氏。
軽く検索したところ、特にネガティブな情報はありませんでした・・・が、登録すると営業電話が飛んでくるという情報がチラホラ。
気にしない人は気にしませんし、私も知らない番号からの電話は応答しないのでいいのですが、個人的にはクラウドファンディングという電子的手法で個人情報を集めた以上、電話ではなくメールな電子的手法で営業するのがフェアだと思っています。これはREEZINだけではなく、他の不動産投資型クラファンにも言えることですが。
またREEZIN(リーズイン)の不特事業登録は「小規模第1号事業」であり、投資家一人当たりの投資額は100万円(1ファンド100万円ではなく、投資総額100万円)なので、クラファンサービスのREEZINは新成トラスト社の顧客発掘手段の一つ(*)なのでしょう。
*それが悪いとは言いません。顧客発掘手段だからこそ、ファンドの運営は堅いことが推測されるからです。
REEZINのその他の特徴は「優先劣後方式」「1口1万円の小口」「入居率の高い安定物件」「WEBで完結」というもので、一般的な不動産投資型クラウドファンディングと同じものです。
安定したインカム型で規模小さめなファンドを募集していく、というスタイルなのでしょう。
REEZINクラウドファンディング 第4号
・REEZINクラウドファンディング 第4号
募集開始:6/20 10:00~7/14 17:00(抽選式・後入金)
予定年利:8%
運用期間:3ヶ月
募集金額:900万円(投資家一人当たり、総額100万円)
保全など:優先劣後方式 劣後比率40%
REEZINの4号ファンドは、大阪市中央区の区分マンション1室(1K、約25㎡)を対象にします。
住所から検索したところ、対象不動産は「スワンズシティ心斎橋ルーノ」。2018年2月築、RC造地上11階の単身者向けと思われるマンションです。
推定売買相場が250万円/坪という情報があるので、25㎡とすると1,800万~1,900万円。優先劣後を足したファンド総額が1,350万円であることから、ファンド規模は余裕を持っていてかなり安全性が高い内容と判断します。
さらに対象不動産はすでに事業者が所有・安定運用をしているという情報から、自社物件の一部をファンド化しファンド終了時には自社に買い戻すことを想定していると思われ、これも安全性を高める仕組みとなっています。
投資の世界に絶対はありませんが、ファンドの規模・事業者の狙い・不動産の立地と利便性・劣後比率などを考えると、おそらく間違いのないファンドだと推測します。