特色あるファンドを募集する不動産投資型サービス、「FUNDI(ファンディ)」の話題です。
以前に募集されたデータセンター案件について、追加募集が確定
<目次>
FUNDIのおさらい
FUNDIは新しくサービスを開始した不動産投資型クラウドファンディングで、初回案件は年利12%の上アップサイド配当も期待できるという、初回ファンドにふさわしい華々しいデビューを飾りました。
下記の記事で運営会社、代表取締役の略歴、サービスの特色などについて紹介しています。
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FUNDIの大きな魅力は、「アップサイド配当」。
これは不動産が想定を超えた価格で売却された場合、「想定配当+余剰配当の10%」あるいは「余剰配当の25%」のどちらか高い方が配当額に設定される、というものです。(パーセンテージについては今後、変更の可能性があります)
FUNDIで募集するファンドは元々利率が高めですが、アップサイド配当の可能性によりさらに高利率が狙える案件となっています。
データセンター案件の追加募集
FUNDIの#5プロジェクト、蓄電池のファンドが予告されています。
・印西市データセンター追加買取 FUNDIプロジェクト#6
募集開始:6/27 19:00~7/10 12:59(抽選式・後入金)
予定年利:10.5%
運用期間:5ヶ月
募集金額:15億5,000万円
保全など:優先劣後方式 劣後比率5%程度
本ファンドの対象土地は、以前FUNDIで募集された「印西市データセンター FUNDIプロジェクト#3」の隣地です。
そのため#3に投資している場合、今回のファンドに投資しても分散効果は見込めないことに注意が必要です。
対象土地は印西市が行政がデータセンター等の開発を推進するエリア、「重点促進区域」に含まれる土地です。データセンターは大規模な土地の開発が必要なため、ぽっと土地を仕入れてここでデータセンター開発を行います、といった無秩序な開発ができないように制約がかかっています。
大規模な開発は行政と組んで進めていく必要があり、対象土地が「重点促進区域」に含まれるということは開発が順調に進む可能性が高いことを意味します。
対象土地の詳細と投資判断
今回の対象土地は、重点促進区域にあり#3ファンドで募集した隣地です。
これは不確定な情報ですが、この隣地の所有者もデータセンター用地として保有していた可能性があり、FUNDIでこの土地も購入してまとめて開発→売却するか、あるいはまとめないにしても同時に売却するかを検討していたところ、最終的にまとめた方が良いとの結論になり追加購入に踏み切ったため#6ファンドが募集されることになりました。
対象となる土地35筆については下記の印西市基本計画P.15に明記されており、行政と歩調を合わせての開発計画が進行中であることが分かります。
https://www.city.inzai.lg.jp/cmsfiles/contents/0000017/17147/kihon.pdf
一方でFUNDIの現況における事業者規模(BSの規模やPLの売上高)を考えると、今回のファンドを含めこれまでのファンド募集額が60億円を超えているのは一定のリスクだと思います。この点をどう考えるかは、投資家の判断一つでしょう。
私は#3ファンドに投資していますので、投資対象の集中を回避するために本ファンドは見送る予定です。
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