クラウドファンディング事業者のニュースで、最近のものを二つ紹介します。
いずれも自分で投資している、あるいは投資実績のある事業者のものです。

<目次>
マリタイムバンク 事業者の上場
船舶投資型クラウドファンディングの「マリタイムバンク」の運営会社、日本マリタイムバンク株式会社は2025年9月5日に東京証券取引所への上場が承認されました。
上場日は9月25日となっています。

(引用元:https://www.jpx.co.jp/equities/products/tpm/issues/index.html)
上場した市場はTPM(TOKYO PRO Market)で、一般の投資家ではなくプロ向けの限定された株式市場ですが、いずれにせよ上場により資金調達が容易になったのは間違いありません。
日本マリタイムバンク社が船舶のファイナンス(船舶融資、船舶リース、仲介サービス等)という、一般的にはあまり馴染みのない事業を行っていることから、一般の市場ではなくTPMへの上場を選んだという可能性もあると推測しています。
マリタイムバンクは船舶特化の融資型クラウドファンディングです。
船舶投資というと何か怪しく聞こえるかもしれませんが、船舶は別名「動く不動産」とも言われる昔からある資産の一つであり、個人投資家には馴染みがないものの一般的には伝統的な投資対象でもあります。
マリタイムバンクのメリットは、個人投資家がなかなか手出ししにくい投資対象に、クラウドファンディングを組み合わせて手を出せるようにしたところでしょう。
さらにマリタイムバンクの場合、多くのファンドで融資の掛け目を計算する際に「船舶の評価額」だけではなく「船舶のスクラップ費用」を基準にしている上、沈没を含む海難事故についても船体保険による回収が行われる仕組みとなっています。
船舶投資型クラウドファンディングの「マリタイムバンク」では現在、キャンペーンが実施中。新規登録(が完了すると、もれなくAmazonギフト1,000円分がもらえます。
登録の際には広告リンクを利用いただければ、とても励みになります!
(会員登録方法)
www.sallowsl.com
TSON社の決算
不動産投資型クラウドファンディング「TSON FUNDING」の運営会社、TSON社で2025年6月期の決算情報が公表されました。
TSON社は上場していませんが、下記の内容は監査法人の監査を受け監査報告書により認められたもので、正式なリリースは2025年10月初めに行われる予定です。
【2025年6月期 通期業績】
売上高 5,126百万円(前年比+24%)
売上総利益 986百万円(前年比+28%)
営業利益 331百万円(前年比+178%)
当期純利益 92百万円(前年比+61%)
売上高・営業利益及び純利益全てがプラス成長ということで、まずはめでたい。
クラウドファンディングの事業者が黒字になったところで、投資家には直接何かの利益があるわけではないのですが、事業者の経営が安定することはファンドが安定的に運営されるための前提条件です。
TSON FUNDINGでは匿名組合以外に、任意組合型のクラウドファンディングも扱うサービスです。匿名組合型に比べて任意組合型の方が運用期間が長く資金の集まりがあまり良くないため、任意組合型の方が特典が手厚い傾向があります。
私もTSON FUNDINGの任意組合型にいくつか投資しており、特典の商品券をけっこう大量にもらいました。
(TSON FUNDINGからの商品券)

私のメインは雑所得となるクラファン投資ですが、任意組合型も程よく取り入れて様々な特典を楽しんでいきたいと思っています。楽しくなければ投資は続かない、が私の経験則です。

