不動産投資型クラウドファンディングの「LEVECHY(レベチー)」の記事です。
承継ファンドとなるLEVECHY25号ファンドが登場しました。応募に際し重要な事実があるファンドなので、記事で紹介します。
<目次>
LEVECHYファンド25号
LEVECHY25号ファンドの情報です。
・LEVECHYファンド25号
募集期間:2025/10/15 11:00~2025/12/8 23:59(抽選式・後入金)
予定年利:10%
予定運用期間:16ヶ月
募集金額:28億4,760万円
保全など:優先劣後方式 劣後出資約3%

LEVECHYファンド25号の対象となるのは北海道ニセコの開発用地で、広さは約31,300㎡。
対象の土地を富裕層向け邸宅用地として造成・建築を行い外部売却を目指す、開発型ファンドとなります。
(対象土地近くのストリートビュー)
対象土地隣接のニセコひらふ5条の「市街地」における公示地価は、2025年時点で平米あたり18.1万円。この数字をそのまま適用すれば本土地の価値は約56億円と、ファンド規模の2倍になります。
ただしこれはあくまでも、市街地に相当する開発が完了し売却に至った場合であることは注意が必要です。
ファンドの背景情報
本ファンドはLEVECHY13号ファンドの承継ファンドとなりますが、応募の際には重要な背景情報があります。
13号ファンドには私も投資していたので経緯を知っていますが、経緯を簡潔に述べると「売却契約がドタキャンされて売れなくなった」というものです。
そのため13号ファンドの時点で想定されていた売却ストーリーは白紙となっており、現在では世界最大手の事業用不動産サービスなどと連携しつつ購入の道を探っているところですが、現時点に置いて決定されたストーリーは無いと思われます(あったら開示しているはずなので)。
運用期間が16ヶ月と長いことからも分かる通り、EXITの目処が付いたファンドではないことは注意して投資判断すべきでしょう。
なお本ファンドの募集に先立って、LEVECHY13号ファンドに投資した人には承継に伴う同意の連絡が来ています。
これは不特法の施行規則48条にある「自己取引等の禁止の適用除外」に基づくもので、不動産鑑定士による鑑定評価を踏まえた価格による取引、かつ投資家の過半数の同意があれば、不特法26条2項で禁止された自己取引等が可能になるというものです。
LEVECHY13号ファンドが延長状態であることから、おそらく過半数の投資家の同意は得られるでしょう。
ただ下記のように手厚いキャンペーンを勘案しても、最低成立金額である27億1,200万円に達するかどうかが注目ポイント。なお私はこうなったら最後まで付き合う気で、少額を投資しようかと考えています。
追記。本ファンドに関して上記のような背景情報に言及せず、キャンペーンだけを紹介するメディアが散見されるのは、広告取り扱い側もなんとかした方がいいんじゃないかと。
キャンペーン紹介
LEVECHYファンド25号は経緯的になんとか資金を集めたいと考えており、相当に太っ腹なキャンペーンが用意されています。
ですが、これまで説明してきたような経緯があるファンドということは認識の上で検討ください。私は野次馬根性もあり少額で投資しようと思ってますが、これは私の投資資金全体から見て問題のない金額だからであり、人が変われば状況が変わるのが当然です。
一つめのキャンペーンは、LEVECHYファンド25号に10万円以上投資すると最大5%のキャッシュバックされるというもの。

(投資額とキャッシュバック率)

もう一つは、LEVECHYファンド25号の募集期間中(2025/10/15 11:00~2025/12/8)に償還されたLEVECHYファンド、またはLEVECHYファンド13号に出資した投資家がLEVECHYファンド25号に再投資した場合、再投資額の2%がキャッシュバックされるというものです。
これらのキャッシュバックは重複しますので、キャッシュバック率は最大で投資額の7%となります。


