不動産投資型クラウドファンディングの「TECROWD（テクラウド）」の話題です。
データセンター案件の内容と、プレミアム感謝祭の内容を紹介します。
＜目次＞
TECROWD88・89号ファンド
TECROWD88・89号は次世代型エッジデータセンター用地が対象です。88・89号はそれぞれ先行抽選の対象クラスが異なり、また対象物件も異なります。
・TECROWD88号ファンド「OME Data Center#02」
募集期間（一般募集）：11/5 18:00～（先着式・後入金）
＊先行抽選対象はダイヤモンド～ルビークラスが対象、枠は11～12億を予定
予定年利：12%
運用期間：6か月
募集金額：6億4,100万円
保全など：優先劣後方式 劣後比率約5%
・TECROWD88号ファンド「OME Data Center#02」
募集期間（一般募集）：11/5 18:00～（先着式・後入金）
＊先行抽選対象はサファイア～エメラルドクラスが対象、枠は5～5.5億を予定
予定年利：12%
運用期間：6か月
募集金額：6億4,100万円
保全など：優先劣後方式 劣後比率約5%
TECROWD88・89号はそれぞれ、西多摩郡及び青梅市で行うAI推論に特化した次世代型エッジデータセンター用地が投資対象です。
エッジデータセンターというのは「データが生成される場所の近くで稼働する、比較的小規模のデータセンター」のことで、高速／常時通信において遅延を起こさないためには必須の設備となります。
今回のファンドは対象物件を取得し、データセンターの設計および建築確認取得を行った後データセンター用地として売却、あるいは88号については承継ファンドを組成するというEXITで進んでいます。
対象土地についてはすでに受電可能の回答を得ていること、89号については既に数社の有力な売却先候補があることから、88号・89号いずれも一定のリスク管理はできていると考えます。また運用期間が6ヶ月と短期であることから、予期しない事態が発生する可能性は低いものと推測されます。
ただしデータセンター自体が通常の不動産に比べ不確実性が高い点、また対象土地はデータセンター用地でなければ価値が付かない点、開発案件の割に劣後出資が薄い（約5%）点については注意が必要でしょう。
（TECROWD 会員登録方法）
www.sallowsl.com
投資判断
本案件の対象物件は畑もしくは宅地であり、ファンドのリスクの大部分はデータセンター用地として売却ができるかどうかという点にかかってきています。
匿名組合型のクラウドファンディングにおいては、投資家が対象物件の運用／売却に関与することはできません。そのためTECROWDの運用や実績をどこまで評価し信用するかが判断のポイントになるでしょう。
またデータセンターの開発・運営にあたり協業している株式会社Unsung Fieldsは、AI関連の事業を行う2024年創業の新しい会社です。
住所はTECRA社と同じみなとみらいのクイーンズタワーにあり、TECROWD社がシリーズ化しているグループホームの運営会社であるAMATUHI社の取締役が、Unsung Fields社の代表取締役になっていることからも三者の関係性が伺えます。
Unsung Fields社がTECRA社（AMATUHI社）と近しい関係性にあるのはおそらく確実で、それをファンドの不確実性にとってネガティブ要素と取るかポジティブ要素と取るかは投資家の考え一つでしょう。
私はどちらかと言えばポジティブ側に考えていますが、すでにTECROWDや他の事業者でデータセンター案件に複数投資していますので、今回は控えめに30万円で先行抽選を申し込みました。
最近は不動産クラファンでデータセンターや蓄電池など、これまでとは異なる種類の不動産タイプを対象とするファンドが出てくるようになりました。こういったファンドをどう考えるか、私なりにまとめた記事を書きましたので良かったらどうぞ。
プレミアム感謝祭
TECROWDは2021年4月の第1号ファンド公開から4年半ほどで、累計調達金額が500億円を突破しました。
これを記念して、合計500名に当たるプレミアム感謝祭が開催されます。
キャンペーン期間 2025年10月21日 〜 11月20日
参加条件 ①TECROWDへの会員登録が完了し、87号ファンドまでに1回以上の投資経験があること
②キャンペーン期間中に募集されるファンドに投資確定すること
③アンケートに指定期間内回答すること
ギフト内容 1等 選べる豪華ギフト50,000円相当（5名）
2等 giftee Box Select 10,000ポイント（20名）
3等 giftee Box Select 3,000ポイント（35名）
4等 Amazonギフトカード1,000円分（440名）
