AIの判断によりポートフォリオが変わるロボットアドバイザー、ROBO PRO(ロボプロ)の話題です。
2023年6月、ROBO PROのポートフォリオの意味するところは。
<目次>
2023年6月のポートフォリオ
2023年5月末にROBO PRO(ロボプロ)のポートフォリオが見直しされました。新しいポートフォリオは以下の通り。
株式:47%(内訳 新興国株:47%)
債券:22%(内訳 米国債券:22%)
コモディティ(金):30%
ロボプロの選んだポートフォリオは、新興国株、米国債券、金の3つのみ。
そしてこのポートフォリオは、実は4月初めの時点から2ヶ月ほど変わっていません。
私の知る限り、ROBO PROが3連続で同じポートフォリオ(それも、ここまで極端なポートフォリオ)を選んだことはこれまでにありません。
AIに感情はないので、ポートフォリオが動くことも動かないこともそれぞれに意味があるはず。この不動如山の意味はいったいなんでしょうか。
現在の運用実績と、ロボプロの使い方
現在のロボプロの運用実績は以下の通り。元本340万円で含み益が94万円です。
私は今まで、通算4種類のロボットアドバイザーを利用してきましたが、未だに使い続けているのはロボプロのみ。
その理由はロボプロは他のロボットアドバイザーと根本的に異なるからで、他のロボットアドバイザーが最適と思われるポートフォリオを維持するのに対し、ロボプロはAIに運用を託す投資です。
そしてこの後で紹介するように、ロボプロのパフォーマンスは他のロボットアドバイザーを上回っているという事実は、AIによる運用が効果的に働いていることを示します。
これが私がロボプロを利用し続けている理由です。よりよいパフォーマンスが出せるのなら、手数料の多寡は些末な問題でしょう。
金融庁のお墨付き
2023年4月21日に金融庁から公表された「国内運用会社の運用パフォーマンスを示す代表的な指標(KPI)の測定と国内公募投信についての諸論点に関する分析」において、ROBO PRO(ロボプロ)は過去3年累積リターン及びシャープレシオで1位となりました。
(一次データ)
www.fsa.go.jp
ロボットアドバイザー・ファンドラップのリスクリターンをプロットした下記の表を見ると、リターンで2位~5位だった商品はほぼ一直線に並んでおり、赤線部分に効率的フロンティア(*)が見えているように感じます。
*分散投資を行ったポートフォリオの中で、同一リスク水準でリターンが最大となるポートフォリオの集合
となると、その赤線を上側に抜けているロボプロはやはり優秀だという結論に至ります。
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000119.000022761.html より引用、SALLOW加工)