私がメインの投資としている、「クラウドファンディング」の特徴について紹介する記事です。
そもそもクラウドファンディングって何? という初心者の方に向けた説明です。
また投資する方が一番気になるだろう、「そもそも儲かるの?」ということについても、私自身のこれまでの実績と今後の推測を交えて紹介していきます。
<目次>
- クラウドファンディングは「お金を集める仕組み」
- クラウドファンディングの類型(寄付型・購入型)
- クラウドファンディングの類型(融資型・不動産投資型・株式投資型)
- クラウドファンディングの類型(ファンド型)
- 投資する上でのメリット
- 投資する上でのリスク
- なぜ銀行から借りないのか?
- ぶっちゃけ儲かるの?
- 最後に
クラウドファンディングは「お金を集める仕組み」
クラウドファンディングには、いくつかの種類があります。
その類型の解釈も様々ありますが、例えば「寄付型」「購入型」「ファンド型」「融資型」「不動産投資型」「株式投資型」などが、分け方の一つの例になると思います。
これらは全てクラウドファンディング(Crowd=群衆 Funding=資金調達)であり、クラウドファンディングというのはその使途を問わず、インターネット等を介して不特定多数の投資家から資金を集める仕組みを指します。
クラウドファンディングとは簡単に言うと、「お金を集める仕組み」そのものの名前です。
集めた資金を何に使うかによって、「**型クラウドファンディング」と呼ばれるわけです。
クラウドファンディングの類型(寄付型・購入型)
クラウドファンディング(以下、CF)の類型を見ていきます。
CFで集めた資金を無償の寄付に回すものは、寄付型CF。
CFで集めた資金で物品を製作し購入するのは、購入型CFと呼ばれます。購入する物品としては、ガジェット系やハンドクラフトなどが多い印象です。
購入型CFはただの物販と何が違うの? と疑問に思うかもしれませんが、私の印象では
・作ってから発表して売る → 物販
・発表してから資金を集めて作る → 購入型CF
という違いがあるように思います。
クラウドファンディングの類型(融資型・不動産投資型・株式投資型)
次に、融資型、不動産投資型、株式投資型のCFについて。これらはまとめて「投資型」と呼ばれることもあります。
集めた資金を融資し、その金利を受け取る仕組みが「融資型CF」。融資型CFの別名が、当ブログのタイトルになっている「ソーシャルレンディング」です。
私の最初の投資が融資型CFだったため、こういうブログタイトルで始めたという次第です。
今の投資状況からすると「クラウドファンディング投資記録」と名前を変えるべきかもしれませんが、今さら名前を変えるのもな、ということでそのままのタイトルにしています。
集めた資金で、不動産に対して出資するのが「不動産投資型CF」。一見して不動産小口所有と似ていますが、多くの不動産投資型CFでは、不動産を直接所有するわけではないところに注意が必要です。
不動産を直接所有するのは金額的にハードルが高いため、大きな企業でも潜在的な顧客を増やすためのフックツールとして用いられることがあり、近年多くの事業者が不動産投資型CFに参入しています。
集めた資金で、ベンチャーやスタートアップへの投資を行うのが「株式投資型CF」。
別名をECF(Equity CrowdFunding)とも呼ばれ、出資した会社が成長した暁には大きなリターンを得られる可能性もありますが、ベンチャーやスタートアップが全て成長するとは限らず、投資した会社を一緒に育てていく投資になると思います。
クラウドファンディングの類型(ファンド型)
これまでの類型では、集めた資金の使途により名称が変わっていましたが、ファンド型については少し状況が違います。
ファンドというのは基金(特定の目的のために準備された元手となる資金)のことで、ファンド型CFは何らかの目的のために資金を集め、その資金を用いる事を意味します。
そういう意味では、CFは全てファンド型と言うこともできるのですが、実際の使い方としては購入型や投資型の一部をファンド型と呼ぶことが多いようです。
*このあたりの類型には明確な定義はなく、取り上げている記事やメディアごとに若干の意味の揺れが存在することに注意です。
投資する上でのメリット
クラウドファンディングは、株や投資信託、FXのように値動きで利益を得る「キャピタルゲイン投資」ではなく、利息により利益を売る「インカムゲイン投資」です。
他の投資と比べた場合、クラウドファンディングのメリットは以下のようなものがあると考えています。
1.安定した利息が得られる
ネット銀行でも預金利率0.1%の時代に、3~10%のリターンが得られる
2.少額から投資が可能
1万円~10万円くらいから投資が可能
3.日々の値動きがない
株や投資信託のように日々の値動きがなく、一喜一憂することがない
4.投資家同士が対立関係になく、また経験によるリターンの差があまり付かない
売方・買方がなく、同じファンドに投資すれば誰でも同じリターンになる
投資する上でのリスク
もちろん投資ですから、クラウドファンディングにはリスクもあります。
リターンとリスクを天秤にかけながら、複数の投資対象に分散して投資を行うことによりリスクを管理することが大事なのは、他の投資もクラウドファンディングも変わりありません。
1.解約ができない
基本的にクラウドファンディングは運用開始後の解約は不可能
2.元本割れリスクがある
出資を受ける企業の返済が滞れば、元本割れするリスクがある
3.匿名化リスク
一部のソーシャルレンディングでは、出資先や担保が不明な場合がある
なぜ銀行から借りないのか?
クラウドファンディング(主に融資型や不動産投資型)には、否定的な意見もあります。
その論拠として良く用いられているのは、「なぜ銀行から借りないのか、何か裏があるんじゃないか」というもの。
これは一部正しいところもある意見ですが、一般論としてクラウドファンディング全体に拡大するのは、やや乱暴な意見だと思います。
なぜ銀行など金融機関を利用しないか、その理由は主に以下の4つです。
・審査などのため、借入に時間がかかる
・利率は安いが、初期費用は別途かかる
・担保価値に対する貸付額が渋い
・期限前償還は違約金を取られる
これらの理由により、短期的、機動的な資金需要については、金融機関よりもクラウドファンディングが勝ります。
また、不動産投資型については別の理由もあります。
・潜在顧客層を発掘するためのドアノックツールとして利用
不動産投資型クラウドファンディングに興味を持ち、投資をする人は投資性向が高く、つまり顧客になる可能性も高いということになります。
クラファンに100人投資して1人大家さんになってくれれば、事業者としては万々歳ではないでしょうか。顧客の発掘に莫大な宣伝費を払うくらいなら、クラウドファンディングに支払う利率など大したことがない、という判断になると思います。
ぶっちゃけ儲かるの?
最後に、もっとも重要で興味を集める内容、つまりは「クラウドファンディングは儲かるのかどうか」について。
私の場合ですが、これまでのところクラウドファンディングでの収益は1,000万円以上。毎月税引き後20~30万円くらいのインカムを得ています。
(2021年1月時点での投資成績)
現状ではいくつかの案件が遅延しているものもあり、おそらくそのうちの一部は元本割れを起こすことでしょう。投資ですから、利益ばかり続くわけがありません。
ただそれを差し引いても黒字であることはまちがいありませんし、インカムゲイン投資ですから何もなければ、この黒字額は月ごとに増えていきます。
少なくとも私の例を挙げれば、クラウドファンディングは普通に儲かる投資ですよ、ということになるわけです。
(最新の投資状況はこちら)
www.sallowsl.com
最後に
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