AIによりポートフォリオを変化させるロボットアドバイザー、ROBO PRO(ロボプロ)の話題です。
12月の運用ポートフォリオの紹介、そしてROBO PROと新NISA適用についての記事となります。
<目次>
2023年12月のポートフォリオ
ロボプロでは基本的に毎月1回、もしも市場環境に大きな変化がある場合にはその都度ポートフォリオの見直しが行われます。
2023年12月の運用ポートフォリオは下記の通りです。
株式:46%(内訳 米国株:1%以下 新興国株:46%)
債券:23%(内訳 米国債券:23% ハイイールド債:1%以下)
コモディティ(金):29%
12月のポートフォリオ変更では米国株とハイイールド債が売られ、米国債と金が買われました。
全体としてはリスク資産が減っているのでリスクオフ側に傾いたと言えますが、そこまで極端に傾いているわけではありません。それは資産のほぼ半分にあたる46%を新興国株に振っていることから分かります。
下記のポートフォリオ変遷を見ると分かりますが、2023年12月の資産割合はおおむね2023年10月と同様になっており、AIは12月と10月の状況が似ていると判断したのかもしれません。
米国株が売られ米国債券が買われたということは、米国のピークアウトを予想している結果とも言えそうです。
(2023年6~12月のポートフォリオ変遷)
現在の投資状況
現在の投資状況は下記の通り。円安の影響もあり、またロボプロのAI判断がうまくはまったこともあり、含み益が拡大しています。
(現在の投資状況。元本350万円・含み益128万円)
ロボプロには積立設定もありますが、私としては今のところ利用するつもりはありません。
理由の一つは、ロボプロは毎月ポートフォリオを変えて運用していく商品設計のため、時間分散の効果が通常のロボットアドバイザー(ポートフォリオ固定)と比べて小さくなると考えているから。
もう一つは私自身の資産構築がすでに後半にさしかかっており、メインの投資対象はクラウドファンディングのため、ロボプロについては「値下げしたら買い増す」という裁量取引をしようと思っているからです。
新TVCMキャンペーン
ロボプロでは2023年11月から、新TVCMの放映を始めました。
CM開始を記念し、下記のキャンペーンが開催されています。興味がある方は、この機会にどうぞ!
(詳細についてはROBO PROの公式サイトを確認ください)
キャンペーン期間:2023年12月15日 18:00まで
キャンペーン1:新規口座開設+運用開始
キャンペーン期間中に新規口座を開設しROBOPROを運用開始した場合、キャンペーン期間中のROBOPROでの購入金額(拠出金額)に応じて現金最大15万円をプレゼント
キャンペーン2:新規積立開始
キャンペーン開始時にすでに運用中/始めて運用を開始したに関わらず、キャンペーン期間内に始めて積立設定を行った場合、抽選で10名様に1万円をプレゼント
ロボプロと新NISA
ロボプロを運用するFOLIO社に多くの問い合わせがあったようで、ロボプロと新NISAに関しての記事が公開されています。
結論を言いますと、ROBO PROでは新NISAへの対応を行いません。
その理由を簡単に紹介します。
ロボプロは毎月ポートフォリオを変更することで、通常より高い利回りを目指すロボットアドバイザーであり、実際にこれまで高いパフォーマンスを発揮してきました。
しかし毎月のポートフォリオ変更を行うことは毎月売買が発生することであり、その購入金額分だけNISAの年間投資枠が埋まってしまうことを意味します。特に毎月ポートフォリオを見直すロボプロでは、一般のロボットアドバイザーと比べ購入金額が膨れ上がることが予想できます。
(売却により投資枠は復活しますが、それは翌年のことです)
ロボプロを新NISAに適応させようとすると現在の投資戦略を大幅に変える必要があり、それは投資成績にも直結します。ここまで良好な投資成績を残してきた戦略を見直すことはそれ自体がリスクであり、そのため現状においてロボプロは新NISAへの対応を行わないことを決定しました。
この説明は十分理解・納得できるものであり、今後も私はロボプロでの投資を継続していく予定です。