融資型クラウドファンディング、「LENDEX(レンデックス)」の話題です。
他の融資型サービスではあまり見かけない、特徴あるファンドが登場しました。LENDEXではたまにこういったファンドがあるので注目です。(今回は資金が間に合いませんが)
<目次>
不動産担保付きローンファンド 1080-1号
LENDEXで予告されているのは、不動産担保付きローンファンド 1080-1号と同2号です。
・不動産担保付きローンファンド 1080-1号
募集期間:2023/12/11 19:00~(先着式・前入金)
予定年利:8.5%
運用期間:12ヶ月
募集金額:7,601万円
保全など:不動産担保 全体LTV80%以下
1080-2号に優先して弁済される
・不動産担保付きローンファンド 1080-2号
募集期間:2023/12/11 19:00~(先着式・前入金)
予定年利:9.0%
運用期間:12ヶ月
募集金額:7,601万円
保全など:不動産担保 全体LTV80%以下
1080-1号に劣後して弁済される
資金使途は、融資先が新たに購入する不動産の仕入資金。
この不動産(東京都墨田区の店舗付き一棟マンション)が担保となり、抵当権第一順位が設定されます。
設定される担保は第一順位ですが、本案件はファンドの中で弁済順位や利回りが異なっており、より優先して弁済を受けられるが利率が低い方が-1号、その逆が-2号となっています。
商品をリスクの水準や利回りで区別したものを「トランシェ」と言い、LENDEXでは時々トランシェ分けされた案件が募集されます。これは他の融資型にはない、LENDEXのユニークな特徴と言えるでしょう。
さらにLENDEXではほぼ即時入金が可能なので、トランシェ分けファンドが出て手元に資金があればすぐに投資できるという特徴もあります。投資家登録さえしておけばファンド登場を確認してから入金が間に合う、は大きなメリットです。
トランシェ分けファンドの(私的な)鉄則
こういったトランシェ分けがされたファンドの場合、私の鉄則は「必ず利率が低い方(弁済順位が優先される方)に投資を行う」です。
LENDEXでは「LENDEX独自の査定額」と「第三者の調査価格」とを比較してどちらか低い方を採用し、その評価額に対してLTVが80%以下となるように融資額を制限しています。
これとトランシェが組み合わされると、本案件の実際のLTVは以下のようになります。
もちろんファンドが予定通りに償還されれば、それに越したことはありません。しかし予定通りの償還を信じることはできません。
トランシェに分かれたファンドで万が一の事が起きた場合、1080-1号は-2号に優先して弁済を受けることができ、しかもLTVは40%とかなり堅いものになっています。
利率差がもっと大きければともかく、0.5%の差では-2号を選んで追加リスクを取るメリットはそれほどでもない・・・というのが私の考えです。
(実際は-1号は堅いとは言え、事業者は-2号にも損失を出さないようにするでしょうから、万が一の事が起きた場合は解決まで時間を要することになるとは思いますが)
どの程度リスクを取ってリターンを求めるか方針を決めることは、各投資家の自由であり責任です。
リスク選好度の選択肢が増えることは投資家にとって良いことなので、こういったトランシェ分け案件は他の事業者でも導入されないかと期待しています。
LENDEX 新規投資家登録キャンペーン
LENDEXでは下記の内容で、新規投資家の登録キャンペーンを実施中です。興味がある方はこの機会にどうぞ。
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2. 対象期間
2023年12月4日(月)0:00 ~ 2023年12月27日(水)23:59
3. 対象となるお客様
初めてLENDEXの投資家登録される方で、2023年12月4日(月)0:00 ~2023年12月27日(水)23:59までに仮登録が完了、2024年1月31日(水) 23:59までに本登録が完了された方。