働き方に関する雑記となります。
始まった2020年代、まちがいなく言えることは働き方が大きく変わるということ。
これまでの(日本の働き方の)常識が通用しない時代に突入しようとしていることは、紛れもなく事実だと思います。
<目次>
自分自身に当てはめてみます
私の基本的な方針として、物事が変わっていく時にはそれに逆らうことはあまりしません。
理由は、世の中の動きに逆らうのに必要な労力と、世の中の動きに順応するのに必要な労力を比べれば、明らかに順応する方が楽だからです。
ですから2020年代、働き方が変わるというのならそれに順応できるよう努力します。
ルールが新しくなるなら、それを利用して利益につながるよう動くのみ。実際にどこまで行動できるかは状況次第ですが、そのくらいの心持ちでやっていこうと思います。
さて、今回の元ネタはマネー研究所の記事。
2020年代の働き方として挙げられている4つのキーワードを、自分自身に当てはめてみました。
ジョブチェンジ
まず最初は「ジョブチェンジ」。
今の自分の仕事で将来も稼げるのであれば、その質を高めていくことに注力すればいいでしょう。しかし、自分の働く業界が斜陽化する可能性が高い、あるいは自分の持つスキルが陳腐化する恐れがあるのなら、勇気をもって違う仕事を見つけ出すことが必要になります。
人生100年時代、自分の仕事がずっと残っている保証などどこにもありません。
私は会社の内外で、これまでも色々ジョブチェンジをしてきています。会社内の仕事もフロントエンドからバックエンドまで色々とやってきましたし、今もそれは続いています。
そして社外では投資家やブロガーの活動を通じて、書籍を出版したりライターのお仕事を受注したりもしています。
自分的には「ジョブチェンジ」はこれまでのところ成功していそうですし、これからも成功できるように活動していくことが大事になると思います。
もともと日本では、メンバーシップ型雇用(職務、勤務地などが限定されない雇用形態)の企業が多く存在しています。
会社内で色々なポジションに異動する機会がある日本人は、ジョブチェンジの機会に恵まれているとも言えるのではないでしょうか。
エイジレスワーク
2つめは「エイジレスワーク」。
年齢にこだわらず働くことです。
今後も定年や継続雇用の年齢は引き上げられていくでしょう。75歳まで働くことすら普通の制度になるはずです。
と記事では書かれていますが、重要なことは「労働の種類」を選ぶことです。
なぜなら、肉体的にはもちろん、流動性知能(思考力、暗記力、計算力、集中力など)は年齢とともに衰えるからです。
しかし一方で、結晶性知能(専門知識、経験知識や手法)は老齢になっても衰えないと言われています。
ということは、エイジレスワークを実現するためには結晶性知能が重視される職種に付く必要があり、そのためには流動性知能を通じて結晶性知能を積み上げていく必要がある、ということになります。
良く聞こえてくる「老人になったら体が動かないのに、それでも働けというのか!」という意見には、この点の知見が欠けています。
さて私は、老人になった時に必要とされるだけの結晶性知能を積み上げられるのか。
それはこれからの課題と言えそうです。
マルチジョブ
3つめは「マルチジョブ」。
言葉の通り、複数の仕事に(同時に)就くことです。
これは、最初の「ジョブチェンジ」とも関係します。
服の上下を気温や状況によって着替えるように、複数のジョブを状況に応じて付け替えるということが必要になってきます。つまりは「マルチジョブ+ジョブチェンジ」です。
近い将来、「私の本職は~」とは言わなくなる時代が来るかもしれません。
一部の高度専門職は別として、それ以外は「私は元々~をやっていましたが、今は○○と△△と□□をやってます」くらいの自己紹介が一般的になる時代が来る可能性も十分にあるでしょう。
それはそれで、なかなか楽しいのではないでしょうか。
本業とは無関係のテーマで簡単なブログ運営や趣味の動画発信をするくらいなら、一般的には兼業禁止で解雇されることはありません。
副業について記事ではこのように書かれていますが、実際はこの水準を超えていたとしても一律に兼業を禁止することは認められていないため、懲戒するのは難しいと思います。
会社がなんと言おうが、「やったもの勝ち」が現状です。
もちろん本業に悪影響があったり、公序良俗に反するような兼業は論外ですが、そうでなければこれからは「総副業時代」として誰もが気軽に副業を行い、副業に反対する会社をなし崩しにしてしまうくらいがちょうどいいのではないでしょうか。
キャリアアップ
最後は「キャリアアップ」です。
記事で書かれているように、多くの会社で年功序列を廃し、実績主義の報酬体系が取り入れられています。
それが正しいのか、また実績をどう評価するなど問題は山積していますし、そもそも年功序列はダメなのかという議論もあるでしょうが、この動きは当面続くでしょう。
言い換えれば、同じ仕事をただ繰り返している限り、年を取ろうと年収が上がるファクターにならない時代の到来でもあります。
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日本企業がメンバーシップ型雇用からジョブ型雇用に切り替えていくことも、この動きを後押しします。
その結果として競争が起こり、競争の結果として勝敗と格差がもたらされることになりますが、それは当然のこと。
機会の公平は守られなければいけませんが、同時に結果も公平であるべきでしょう。
もちろん、どこまでキャリアアップを目指すか、目指さないかは人それぞれ。
自分が望むだけの報酬を受け取れるよう各自が努力をして、その収入の中で満足してそれぞれが過ごす。そういった生活が受け入れられることが、本当の多様性ではないかと思うわけです。