自分の代わりにロボット(AI)が自動的に投資をしてくれるロボットアドバイザー「THEO」の話題です。
「ウェルスナビ」と同様に人気のあるロボアドで、私もお試しで投資を行っています。
最後には、積立投資についての私見も少し。あくまでも私見なので、一つの意見ということでご了承ください。
<目次>
THEO4周年の会員数と運用資産は?
THEOのサービス開始は2016年2月16日。
今回4周年を記念して、インフォグラフィックス(情報やデータを視覚的に分かりやすく、絵などで表現したもの)を公開しています。
THEOの運用者数は9万人以上、預かり資産は600億円(いずれも2020/3/13時点)とのこと。
そして4年間で141.5%のリターン、平均年率は10.4%とのことです。
(資産残高300万円以上、資産配分をグロース59%、インカム30%、インフレヘッジ11%条件)
この4年間、現在の新型コロナ問題が起きるまでは株価は好調でした。
状況が変われば結果も変わり、4年間のリターンが株高によってもたらされたのはまちがいありません。
ただ、そもそもロボットアドバイザー投資は世界の成長を享受するものです。
そういう観点からは、正しく世界の成長を享受している、つまりロボアドのシステムは正しく機能していると言えるでしょう。
投資することは、資産構築だけが目的ではありません
THEOの利用者の預かり金額平均は81.7万円、
THEOに預けている資産は全資産の10%以下という方が7割以上いて、無理をしない投資が行われていることが分かります。
そして、「THEOをはじめて変わったことは?」という問いに対する回答には注目です。
投資は資産構築だけが目的ではなく、様々なチャネルへの呼び水になります。
THEO以外の投資方法を知ることや、実際に初めてみること、また家計やお金の使い方を見直すことは、全て「お金」というものを再認識し、その付き合い方を変えていくことにつながります。
実際に私がそうでしたし、その結果として資産の構築がはかどったのもまた確か。
相手に心を尽くせば人間関係が良くなるように、お金に心を尽くせばリターンは返ってくるものだと思います。
その他のTHEO4周年に関する情報は、下記のページに掲載されています。
theo.blue
コロナショックと長期投資
新型コロナウィルスによる一連の問題を受け、長期投資を旨とするロボットアドバイザー事業者からは、投資家の心理を落ち着けようとする発表がなされています。
THEOも例外ではなく、以下のようなnoteを公開しました。
theo.blue
以下は私見になります。
今回のコロナショックがリーマンショックなどと同じかどうか、という問いに対しては、私は今のところ「似たようなもの」と答えます。
長期投資がこういう時にも有効かどうかについては、「これまでのデータを参照すれば」という但し書き付きで、「時間があまり取れない個人投資家には有効な手段の一つ」と答えます。
「今」投資をすべきなのか?
ただし今投資を始めるべき、これまで同様積立を行っていくべきという意見には、私は賛同しません。
投資の経験値が十分にある方ならともかく、不確実性が高まっている状況で投資を開始、あるいは継続するのは精神的にキツいものがあるでしょう。
休むも相場、という格言の通りだと思います。
私は投資を継続していますが、これを他人に勧めるつもりはありません。
一連の新型コロナウィルス騒動が落ち着く兆しがあり、経済活動が正常に戻り始め、できれば原油価格も上昇に転じてからでもいいのではないでしょうか。
今はその時のために、口座を開設して投資できる環境を整えておくことが重要だと思います。
その上で少額でも投資を始め、情報のアンテナを高く上げておければベター。
THEOは1万円から投資ができますので、お金にまつわる様々な知識の入り口にはちょうどよいと考えます。