今回はロボットアドバイザーの話題です。
その中でもまだ少数派、異色と言ってもいいかもしれない「日本株」を投資対象とするロボアド2つを比較します。
<目次>
その1:アルパカロボ
【Alpaca ROBO 公式サイト】
Alpaca ROBO(アルパカロボ)は、AI開発のAlpaca、資産形成アドバイザー法人のFanとSBI証券が組んで始めたサービスです。
Alpacaが開発したAIは、私も利用しているETFを投資対象とするロボアド、「ROBO PRO(ロボプロ)」にも採用されています。
ROBO PRO(広告リンク)
Alpaca ROBOの仕組みは、過去10年間のヒストリカルデータをモデルに学習させ、AIで解析→期待収益率を算出する、というもの。
投資対象は日本株で、解析結果をAIスコア順に4つに分類し、「強気」「弱気」などのシグナルとして発信します。
バックテストの結果は上記の通り。
こちら のデータによると、2016年~2020年の国内株年間収益率(円ベース)はそれぞれ、+0.3%、+22.2%、-16.0%、+18.1%、+7.4%となっていますので、Alpaca ROBOはおおむねインデックスよりは良い成績を残していると言えそうです。
Alpaca ROBOは「助言型」のロボットアドバイザーであり、自動投資までは行いません。
alpacarobo.com
その2:Wealth Wing
【Wealth Wing 公式サイト】(広告リンク)
WealthWing(ウェルスウィング)は、楽天証券と提携し「楽ラップ」を開発したFinatextグループの株式会社スマートプラスが運営する、日本株対象の投資一任型ロボットアドバイザーです。
ウェルスウィングは50以上のファクターに基づき、ビッグデータ解析により期待リターンの高い銘柄へ投資するもので、入金することで自動的に運用が行われます。
WealthWingの運用実績は上記の通りで、市場平均と比べてパフォーマンスは高いと言えそうです。
ウェルスウィングの手数料は上記となります。また、最初の6ヶ月はANAマイルや現金のキャッシュバックもあります。
両者の比較
Alpaca ROBO(アルパカロボ)とWealthWing(ウェルスウィング)の最大の違いは、
・Alpaca ROBO(アルパカロボ):助言型。実際には投資を別で行う
・WealthWing(ウェルスウィング):投資一任型。資金を振り込むと投資が開始される
という点にあります。
ロボットアドバイザーというと、現代ポートフォリオ理論に基づき各種のアセットクラスに分散投資をするものがメジャーですが、最近は色々なロボットアドバイザーが出てきました。
その中の一つとして、日本株という選択肢も(あくまでもサブとしては)面白いかもしれません。