ソーシャルレンディング投資記録(新)

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異常を誇ればいいのにね、って話。



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先日株クラでちょっとした騒ぎとなった一件について、いわゆる「お気持ち表明」の記事になります。

なかなか示唆に富む内容だったので、私なりに考えてみました。当然ながら黒ウサギ(毒舌)モードですので注意。


 ソーシャルレンディング投資記録


<目次>

 
 

とりあえず定義とデータ


最初に大事なおことわり。

騒ぎとなった当事者について、どちらかの肩を持つことはしません。本記事は個人をどうこう言う意図はなく、あくまでも意見や表現についての内容となります。


問題の中心となった「株クラは異常者」という表現について。ではまず当ブログらしく、言葉の定義から行ってみましょう。


異常:普通と違っていること。正常でないこと。また、そのさま。(引用:goo辞書)


異常者という言葉はgoo辞書には載っていませんが、「異常である人」ということでいいでしょう。これで分かる通り「異常」であれ「異常者」であれ、その言葉そのものに褒める意図も貶す意図も含まれず、褒めているか貶しているかは言葉をどのような状況で使ったかによります。

一方で、株クラという言葉は人により定義が多くありますが、とりあえずは「投資を時間的・資金的にある程度本気で行っている人」とでもしておきます。


さて、ではここで日本証券業協会からNISA口座の数字を引いてみると、2022年末で1,180万口座。2022年10月時点での日本総人口のうち20-65歳は6,770万人。


ソーシャルレンディング投資記録
https://www.jsda.or.jp/shiryoshitsu/toukei/files/nisajoukyou/nisaall.pdf


NISA口座を開設するだけして投資をほとんどしていない人の数、NISAを開かず投資をある程度本気でしている人の数(SALLOW含はこっち側)は分かりませんが、比較すれば多いのは前者と推測されます。


ここではNISA口座を一例として挙げましたが、普通を大多数という意味に捉えるなら日本にとって株クラと言える人は少数派であり、普通ではなく、つまるところ異常者と呼んで差し支えないと結論づけられます。

異論もあるでしょうが、少なくとも少数派を普通と言うのは道理に合わないということは、大多数の「普通」の人が認めるところでしょう。
 
 

投資を広めるために


これからの世の中を考えれば、投資(資産管理・資産構築含む)は必須のスキルになっていくのは間違いないと思います。

では投資を広めていくために、伝道者はどんな態度であるべきなのか。


「株クラ(本記事での定義:投資をある程度本気で行う人)は異常では無く正常である」と御旗を掲げ、それ以外の意見を否定的に扱うような方法が、果たして投資の大衆化に資するでしょうか。私はそう思いません。


実際に日本において投資をある程度本気で行うものが少数である限り、門戸を広げようとするのであれば自分が異常者である自覚のもとで、「まだやっている人は少数派ですが、投資にはメリットがありお金の知識を広げます。結果として自分の資産構築の役に立つし資産を守ることにも繋がります」と丁寧に言葉を尽くす必要があるでしょうし、例え自分と反する意見があっても否定的・攻撃的に返すことは悪手です。



そもそもの話、正常にしても異常にしても状態を示す言葉であり優劣なんてありません。


異常と言われて腹が立つのは異常を正常に比して貶めていることであり、世のマイノリティに対して失礼であるばかりか、自分へのコンプレックスに過ぎないのではないでしょうか。

完全に正常な精神というものを仮定すればそれはむしろ異常であることを考えると、私たち一人一人はどこかしら他人とは異なっており、全員がほんのわずかに異常者と言えると思います。
 
 

異常・異端だからこそ


少なくとも私は、自分のクラファン投資が異端であることを認めつつ情報発信しています。そりゃあもうドヤ顔で。純利益2000万円超えましたので。


その上でクラウドファンディング投資が広まっていけばいいと思い、こういう特徴とリスクがあるよ、でも面白いよとブログを書いたりツイッターで呟いたりしているわけです。


私は言わば獣道突っ走り系の投資家で、過去の偉大な投資家の言葉や名著など何も知らず手探りで投資を続けた結果、様々な失敗を繰り返し気づいたらほぼ誰もいない場所まで来てしまいました。

投資の王道から見れば、私はそれこそ正常な投資家ではないのでしょう。だからこそ異常と言われても何も思うところはありません。


何回か過去の記事で書いていますが、投資は民主主義ではありません。

したがって投資の世界においては、多数派であることはその手法の正当性や優位性を担保しません。多数の意見だから正しいのだという主張は、投資では通用しません。

むしろ投資においては少数派こそお宝を掘り当てるケースが多く、「彼方にこそ栄え在り(by征服王)」ならぬ「異端にこそ栄え在り」とも言えるわけです。



だからこそ分からないのですが、なぜ異常・異端であることを誇れないのか。
 
 

まとめ


現在の日本においても未だ多数派と思われる、「定年まで労働、退職金、後は年金で悠々」という考え方。そういった古い考え方が通用しなくなってきても、文句しか言えず自分で行動ができない人々。

そういった「古い標準」に対する異常者の一種が投資家です。


であれば投資家は自らが異常であることを誇り、異常のメリットを示すことで異常者を増やし、やがて異常を正常にするように動くことが国を良くし投資を一般化することにつながる。

私にはこういう考え方が当たり前だと思うのですが、どうなんでしょうか。


もしも異常という言葉が悪い意味で貶められていることと感じ、それが投資家の中で主流であるから出てきてしまった意見なのだとしたら、再度


「投資は民主主義じゃない。多数派は正当性も優位性も担保しない」

「自身が(真偽問わず)正しい側にいるという自覚は、他者に失礼な物言いをする権利にはならない」


という言葉を噛みしめ徹底すべきだと思います。


会社の上下関係ならいざ知らず、投資家同士や投資するしないに優劣も貴賤もありません。投資有無や投資商品により得られるリターンは異なるでしょうが、投資がどこまでいっても自己の資産構築を目的とする以上、リターンの多寡は優劣や貴賤とは別物です。

投資経験や投資商品の違いにより他者を悪し様に言ったり、投資家にとって益とならない情報を喧伝(ステマ)する者、あるいは本件を受けて意見ではなく人格を攻撃するような者こそが「投資の大衆化を妨げる者」であり、貶める意図を持って「異常者」と呼ばれるべき存在でしょう。
 
 



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