AIが搭載され、ポートフォリオを動的に変化させるロボットアドバイザー、ROBO PRO(ロボプロ)の話題です。
10月末にリバランスが行われ、11月の運用ポートフォリオが決定しました。朗報とあわせて記事で紹介します!
<目次>
2023年10月末のリバランス
2023年10月末、ロボプロでは月例のポートフォリオ変更が行われました。今回はかなり変更ある内容となっています。
株式:43%(内訳 米国株:7% 新興国株:47%)
債券:25%(内訳 米国債券:12% ハイイールド債:17%)
コモディティ(金):16%
今回個人的に重要と思うのは、米国債の一部を売ってハイイールド債を買ったことと、金が売られたこと。
これ以外には米国株+新興国株の合計比率が高まっているので、ハイイールド債が組み込まれたことと合わせて全体的にはリスクオンの傾向にあると言えます。それともう一つ、ここまで顕著であった米国債の利率上昇に一定の歯止めがかかることを示唆しているかもしれません。
また金が売られたことについては、ここまで継続していた金価格の上昇が天井になるという予想がされたためと思われます。
AIのポートフォリオ変化を見ながら自分でも予想し、ロボプロ公式のレポートも見比べて類似点と相違点を探る。こうしたことも、投資の勉強や頭の体操として有用だと思います。
(2023年5~11月のポートフォリオ変遷)
現在の投資状況
(現在の投資状況。元本340万円・含み益97万円)
先月ロボプロに久々の積み増しを行い、元本は350万円となりました。11月の運用成績はそこそこ好調で、現在の含み益は108万円になっています。
これからも「ちょっと下げすぎかな」と思うタイミングでは適宜資金を投入していきたいとは思っていますが、今考えるべきことは個別相場がどうこうというより、米国株安+円高のダブルパンチを予測してその時どう動くか? かもしれないと考えているところです。
(注:私の相場観は参考にしないでください)
提携金融機関拡大&出金手数料の無料化
今回ロボプロでは、「リアルタイム入金の提携金融機関拡大」と「出金手数料の無料化」の二つの改善が発表されました。
リアルタイム入金はその名前の通り、即時にロボプロ等の口座へ入金ができるサービスですが、これまで利用可能だった三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、PayPay銀行、イオン銀行に加え、10月31日から新たに住信SBIネット銀行と楽天銀行で可能になったとのこと。
私のメインバンクとサブバンクであるSBIネットと楽天が入ったのは大きい。ありがとうございます!
またこれまでは出金手数料として1回あたり300円+税がかかっていたところ、10月21日申し込み分から無料になったそうです。私はロボプロで出金(=解約)したことがないので分かりませんが、少額をお試しで投資しやすくなったのではないでしょうか。
ロボプロの快挙
2023年4月21日に金融庁から公表された「国内運用会社の運用パフォーマンスを示す代表的な指標(KPI)の測定と国内公募投信についての諸論点に関する分析」において、各種ロボットアドバイザー及び類似サービスの中でROBO PRO(ロボプロ)は過去3年累積リターン及びシャープレシオで1位となりました。
それだけではなく、ロボプロは2022年通期の契約純増率についてもNo.1。
ロボプロに限らずロボットアドバイザーは手数料を指摘されることがありますが、投資の目的は手数料の最小化ではありません。より良いパフォーマンスに手数料を払うのは、「良い商品にお金を払う」という当たり前のことの延長線上だと思っています。