先日おそらく本邦史上最大となる100億円超のファンドを募集した、不動産投資型クラウドファンディングの「COZUCHI(コヅチ)」の話題です。
今回は毛色の変わった、「リセールファンド」の募集です。
<目次>
リセールファンドとは?
誰でも正体が分からないものには投資したくないもの。そして正体が分からないものに投資することは、投資で損失を発生させる最短ルートでもあります。
ということでまずは、リセールファンドとは? というところからざっくり説明していきます。
リセールファンドとは、様々な事情により投資家からCOZUCHIの運営会社が買い取ったファンドを、ある程度集まったところでまとめて再募集することです。
元のファンドが募集された時と比べて募集期間は短く、年利換算した利回りは同じか高く(*)なります。
*短期運用型(匿名組合型)と中長期運用型(任意組合型)で、仕組みの違いのために利回りの変化は異なります。短期運用型では利回りが高く、中長期運用型では利回りは同じになります。
実際のファンド
上で書いた通り、リセールファンドは短期運用型では利回りが高くなります。
これはCOZUCHIの運営会社が買い取ったファンドを再募集するにあたり、運用期間が短くなるにもかかわらず最終的な期待リターンが同じことから発生します。
(単純に言えば、運用期間2年で年利5%の案件が同じリターンで期間1年になったら、年利は10%になるという理屈です)
COZUCHIの運営会社が短期型ファンドを買い取った場合、中途で売った投資家には利益が入らない(もしくは中途分しか入らない)ので、最終的なリターンが(ほぼ)変わりません。
にも関わらず運用期間が短くなっているため、見た目の年利が大幅にアップしているわけです。
なので中には、こんな大盤振舞のファンドもあるわけです。これ倍率どうなるんだろう。
私の投資判断
ここまでで書いたように、今回のリセールファンドはかなり・・・というか相当条件が良いものです。
ただし投資条件には一つ制約があり、リセールとして募集される当初のファンドに出資を行ったことがある投資家は、その後の経緯にかかわらず(*)同一ファンドのリセールへの応募はできません。
*投資中、投資キャンセル、投資の買取などに関わらず
条件は間違いなく良いのですが、そのために高倍率になることは間違いありません。
ということで私は今回見送りです。
なんというか抽選式にあまり運がありませんし、万が一当選してしまったら色々運チャージしないといけなくなるので、個人的には高倍率の抽選案件は他の方にお任せすることにしています。