不動産投資型クラウドファンディングの「72CROWD.(ナナニークラウド)」の話題です。
運営者のインヴァランス社は大東建託グループで、事業者の安定性は高いと思われます。それでこの利率、今回の案件は激戦になるのではないでしょうか。
<目次>
品川西大井Ⅲファンド
72CROWD.(ナナニークラウド)で予告されているファンドは、品川西大井にある不動産の区分所有です。
・72CROWD.品川西大井Ⅲファンド【匿名組合型】
募集予定:2/29~3/9(抽選式・後入金)
予定年利:4%
予定運用期間:10ヶ月
募集金額:2,822万円(投資は1口1万円、10口から)
保全など:優先劣後方式 劣後出資5%
今回対象となる案件は、品川区にあるデザインマンションの「CREVISTA品川西大井Ⅲ」。
鉄筋コンクリート造地上9階建ての4階部分にある1部屋が投資対象です。
賃料の月額は101,000円で、劣後比率は5%。単純計算すると表面利回りは約4.1%になり、事業者側の利益はほとんど(全く?)出ていません。
利率を最大限増やすことで投資家を集めようとする、ある意味でお得な案件だと推測されます。
今回はおそらく激戦
本案件はJR横須賀線・湘南新宿ライン・相鉄線の3路線からそれぞれ徒歩5分以内という利便性の高い場所で、かつ2023年11月築とほぼ新築。
立地と築年数を考えると年利4%というのはかなり有利な条件ですし、募集金額も約2,800万円と小規模なことから激戦が予想されます。
これはただの私見(あるいは偏見)ですが、このくらいの条件で激戦が予想される抽選式の場合、私は参加を見送ります。投資したくはあるのですが、当選するとなんとなく運を消費してしまうような気がするので。
繰り返しますがこんなのは迷信の話。投資案件そのものはかなり堅いわりに利率も有利なものだと判断しています。もし先着式だったらアップを始めてます(笑)。
今回の「CREVISTA品川西大井Ⅲ」は、CREVISTAシリーズで初のAlexa導入マンションとのことで、YouTubeにも紹介動画がアップされていました。
劣後比率は低い?
今回のファンドにおける劣後出資比率は5%ですが、私はこれを低いとは思いません。
まず一つは運営するインヴァランス社の信頼性。大東建託グループとは言え絶対の保証はないでしょう? と言われればその通りですが、それならそもそも投資に絶対はありません。
経営が安定している大東建託グループであるということは、事業者として安定性に優れると言えます。
加えて、今回のファンドは開発型ではなく安定的なインカムを生み出している不動産を一時的にファンド化したもの。
ファンド終了時にはインヴァランス社が買い戻すという選択肢がある以上、不動産が深刻な損害を受けていない限りは元本が損害を受ける可能性が低いため、劣後が5%でも決して低くはないと考えています。
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