当ブログの名前は「ソーシャルレンディング投資記録」。
数回目の記事で、やっとその「投資記録」を書くことができました。こればっかりはタイミングの問題なので、集中的に投資できるときもあればできないときもあります。
<目次>
ソーシャルレンディングについてのおさらい
旧ブログでは何回か書いていることですが、新ブログでも最初のうちは書いていこうと思います。
「ソーシャルレンディングとクラウドファンディングの違い」についてです。
これは、数学記号を使って表すと簡単です。
集合(ソーシャルレンディング) ⊂ 集合(クラウドファンディング)
ということになります。。
(ソーシャルレンディングにも事業者によって色々な案件がありますので、要素ではなく集合として捉えました)
クラウドファンディングは「(ネットを用いて)不特定多数から資金を集めて出資すること」であり、その中には寄付型、購入型、融資型、投資型など様々な仕組みがあります。
そのうち、融資型のクラウドファンディングをソーシャルレンディング(SL)と呼んでいます。
事業者の信頼性は抜群
そして今回投資したのはソーシャルレンディングではなく、不動産投資型クラウドファンディング(CF)になります。
ケネディクスと野村総研が組んで始めたサービス「bitREALTY(ビットリアルティ)」に投資を行いました。いずれも上場会社で大手の2社が組んだサービス、事業者の信頼性は抜群でしょう。
・レム六本木ビル:第5回ローンファンド 100万円投資
予定利率:3.1%
運用期間:26ヶ月
募集金額:1億500万円(上限:1億5,500万円)
担保:無し(不動産投資型CFのため)
LTV:78%(後述)
本案件は、「不動産担保ローン債権」に投資をするもので、債権取得をするものではありません。
また貸付でもありませんので、担保となる物件はありません(正確に言えば、担保という考え方がありません)。
案件の構成とLTVの計算
本案件は、六本木駅徒歩1分という屈指のロケーションに建つホテル&商業ビル「レム六本木ビル」が対象。
下記のスキーム図の通り、レム六本木ビルを構成する不動産信託受益権のうち、第3位のジュニアローンを対象として投資を行うものです。
不動産の鑑定価格は194億円。
これに対し、シニアローンが115億円、メザニンローンが10億円、ジュニアローンが27.2億円あり、投資家はこのジュニアローンに対して投資を行います。
そのため、LTV(Loan To Value)は(115億円+10億円+27.2億円)÷194億円=78%、と計算されます。
この一等地ビルでLTV80%以下なら、それこそ天変地異でもなければ担保はそこそこ安泰でしょう。
それでも万が一がある以上、資産の一部で分散投資をすることにしました。