「CAMPFIRE Owners(キャンプファイヤーオーナーズ)」の話題です。
CAMPFIREはクラウドファンディング業界では有名ですが、そのCAMPFIREが始めた「融資型」クラウドファンディングがCAMPFIRE Owners。
融資型の方はどうなんだろう? と疑問に思う方も多いと思います。
今回の記事では、今募集中の案件について紹介します。
クラウドファンディングに興味のある方、CAMPFIREに興味がある方はこのままどうぞ。
<目次>
新案件はカンボジア農家支援ファンド2号
現在CAMPFIRE Ownersで募集されている案件は、「カンボジア農家支援ファンド2号」。
以前募集された同ファンドの続きとなります。条件は以下の通り。
・カンボジア農家支援ファンド2号
予定利率:6.0%(USD建て)
運用期間:10ヶ月
担保:無し(正式ライセンスを得た金融機関へのリコースローン)
投資は日本円、償還も日本円で行われますが、実際にはUSドルに両替されていますので為替リスクがあることには注意が必要です。
募集総額は1,000万円、最低成立金額の300万円はすでに超えていて、案件成立は確実になっています。
ファンドの貸付先と仕組み
このファンドの仕組みを説明します。
投資家から集められた資金は、カンボジアの公的機関からライセンスを取得している金融機関、「JC FINANCE PLC.(JCF社)」に貸し付けられます。
このJCFのCEOは日本人の方です。
www.jcfinance.com.kh
これまでの融資実績は約800件、2019年10月時点において貸倒はありません。
リコースローンの説明と、貸倒の条件
今回の貸付に担保はありませんが、公的ライセンスを取得しているJCF社へのリコースローンとなります。
「リコースローン」というのは、借り手の全財産が返済対象です。
そのため、農家への貸付回収が滞った場合でも、JCF社が倒れない限りは投資家の元本は保証されます。
(営業者のCAMPFIRE社が倒れた場合も同様ですが、こちらの可能性はより低いと思われます)
ところで、ふと気付いたこと
今回の記事を書くために調べていて、ふと気付きました。
CAMPFIRE Ownersの募集したカンボジア農家支援ファンド「1号」の写真、どこかで見た覚えがあるなと思ったのです。
ネクストシフトファンドと同じ写真を使っていました。
どちらもインパクト投資を行う事業者、しかも実は貸付先が同じなので、貸付先から共通の写真提供があったのかもしれません。
私はネクストシフトファンドにはすでに投資を行っていますが、CAMPFIRE Ownersのこの案件にも投資を検討したいと思います。
ESG(環境・社会・ガバナンス)の視点、SDGs(持続可能な開発目標)、SIB(社会インパクト債券)などの考え方は、今の社会を取り巻く問題とその解決のための圧力を考えると、今後無視できない指標になってくると考えています。