SBIソーシャルレンディングの話題です。
需要に応じて募集されるオーダーメイドファンドの募集予告がありました。コロナウィルスで乱高下する相場の中、果たしてこれまで通りの人気となるのでしょうか。
内容を紹介しますので、興味のある方はどうぞ。
<目次>
SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo 11号
今回募集される案件は、「SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo 11号」。
「不動産を担保にした貸付事業を行う事業者」への貸付です。
・SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo 11号
募集開始:3/13 10:00~
予定利率:6.0%
運用期間:12ヶ月
募集総額:13億円
担保:不動産担保(LTV 85%以内)
案件詳細はこちらからどうぞ。
常時募集される「SBI不動産担保ローン事業者ファンド(無印)」とは異なり、こちらの「Neo」は臨時的な資金需要があったときに随時募集されるオーダーメイドローンファンドです。
今回の利率6%、期間12ヶ月は「Neo」シリーズの中では標準的。
13億円という募集額は、歴代のシリーズの中では高めといったところでしょうか。
懸念点は貸付先の集中
SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeoは、見ての通り通算11号目となります。
最大の懸念点は、1~11号まで全て貸付先が同一であることでしょう。
見ての通り、現時点において「Neo」ファンドで108.7億円(1~9号までで101.7億円、10号で7億円)が貸し付けられていて、その半分弱にあたる約48.9億円が償還済み。そして遅延、貸し倒れともにありません。
ただ、今後はどうなるか分かりません。
クラウドファンディング投資における鉄則「分散」を考えるのなら、一つの貸付先だけに投資が集中することは避けるべきでしょう。
貸付先の情報は、会員登録をすれば見ることができます。
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今回の案件、貸付の仕組みとしてはこれまでの案件と同様です。
LTVは85%、高くもなく低くもない数値。
貸付先が破綻し、運が悪ければ元本の一部が損害を受けることは理解して投資を行うべきでしょう。損がない投資はあり得ません。
利率6%は好条件ですし、SBI SLの事業者としての信頼性は高いと推定します。
リスクとリターンの釣り合いが取れている案件と言えるのではないでしょうか。
①これまで「Neo」に投資をしていない人
②「Neo」への現時点の投資額が全体の投資額に比べて少ない人
については、投資を検討してもいいのではないかと思います。
ちなみに私は②に当てはまるので、投資を検討したいと考えています。