不動産投資型クラウドファンディング「CREAL(クリアル)」の話題です。
不動産投資型の案件は、クラウドファンディングの中でも比較的堅い案件と思われています。
コロナウィルス騒動が現状どのような影響を与えているか、そして償還された保育所案件と次の案件の紹介です。
<目次>
「さくらさくみらい駒込」は無事償還
2019年4月から運用を開始し、12ヶ月の予定で運用してきた保育所案件「さくらさくみらい駒込」は、この3月末に無事償還されました。
配当遅延も元本の毀損もなく、予定通りの案件終了です。
私はこの案件に150万円ほどを投資しており、およそ48,000円の収益を予定通り上げることができました。
最終の元利償還は3/31。以下の画像の通りです。
もちろんリターンが最重要ではあるのですが、今回の投資が首都圏における待機児童を減らすためのほんのわずかな力となれたのなら、投資家冥利に尽きるというものです。
次の案件も、保育所案件のようです
CREALでは次の案件の情報も公開され始めました。
4~5月上旬に募集をかける案件を今から情報公開するということは、まちがいなく大型案件。数億円の案件だろうと予想されます。
募集される案件のの情報は、今のところ「保育園開発プロジェクト」というタイトルと「ココファン・ナーサリー」というキーワードのみ。
ココファン・ナーサリーは学研が運営する事業者で、保育事業、学童事業、自動発達支援事業などを行っています。
nursery.cocofump.co.jp
ナーサリーの保育施設は一都三県に数多くあり、今回は「開発プロジェクト」ということはこれらに続く新しい施設を作るための資金を募集するということなのでしょうか。
いずれにせよ事業母体には問題がなさそうですし、社会的意義もあります。
私も「1ファンドへの投資資金は原則、全体の1%程度」といういつもの縛りを外して、投資することを検討したいと思います。
コロナウィルスによるCREAL案件への影響
最初にも書きましたが、クラウドファンディングの中でも比較的堅い案件と思われていた不動産投資型も、一連のコロナウィルスの影響を受けないわけではありません。
特にCREALでは大型ホテルファンド「ホテル アマネク 浅草吾妻橋スカイ」や「Q Stay and lounge上野」を抱えています。
ご存じの通り、最近のホテルの稼働率はインバウンド客の激減と移動自粛により、大きく落ち込んでいます。
投資家のみが閲覧できる月次レポートによると、それは上記のようなホテルでも例外ではなく、特にインバウンド客をターゲットとした「Q Stay and lounge上野」の落ち込みは目を覆うばかりです。
一方でCREALはマスターリース(物件の賃借人が、さらに別の賃借人にサブリースすることを前提とした契約)の活用や、優先劣後方式(損失が起きた場合はまずCREALが負担する)によってリスク管理を図っています。
今のところ投資家への配当には問題がないとのことで、今後の不確実性は高まっていますが、足下の配当には影響は少ないだろうと私も思います。