新型コロナウィルスによる今回のような乱高下の相場、景気の冷え込みはクラウドファンディングにも無関係ではありません。
特に、今回紹介する「株式投資型」はベンチャーやスタートアップ企業が対象なので、なおさらです。
そんな中でも、一時募集を中止していた案件が再始動しましたので、応援の意味も込めて紹介したいと思います。
<目次>
ユニコーンから、3月に中止となった案件が再始動
株式投資型サービスの「ユニコーン」からは、3月に中止となった案件が再始動することが決定しました。
サービス開始からの第3号案件「ファンタスティックeyes」は本日情報公開、4/15から募集開始予定です。
案件情報はこちらから(広告リンク)
医療用や介護用のモニタリングシステムにIoT(Internet of Things)やAIを適用するもので、生産性が高いとは言えない医療現場や介護現場において、重要課題となる生産性の向上に寄与します。
人手が減ればそれだけ医療や介護リソースが増えることになり、危惧されている「医療崩壊」を防ぐことにもつながるでしょう。
募集額や事業計画の変更
前回募集予告時の案件詳細は、下記の通りです。
今回は上記の募集時と比べ、新型コロナウィルスの社会的影響や事業の進捗を踏まえて、再審査が行われました。
結果として、目標募集額や事業計画の見直しが実施されています。
下記、ユニコーン社情報から引用します。
1:目標募集額の変更
・4,500万円→2,800万円
・今後の必要資金について確認し、事業計画と整合していることを確認済
2:主な事業計画の変更
(1)コロナ感染による納期遅れ
・2020年期 売上高減少(新型コロナによる納品遅れ)
・2021年期 売上高増加(2020年期減少分を同額増加)
(2)開発費用等を見直し、販売管理費の削減による営業利益の改善
・2020年期 営業損失減少
・2021年期 営業損失減少
・2022年期 営業利益黒字転換
・2023年期~ 営業利益増加
まとめますと、以下のようになります。
・募集金額 → 現状を踏まえて縮小して募集
・経営計画 → 販管費削減でスリム化
禍転じて福と成すという言葉の通り、この見直しが事業者にとって良い結果となることを願いたいと思います。
投資家の役割
新型コロナウィルスによる相場の混乱、そして緊急事態宣言による景気の冷え込み。
今回の問題は永続する性質のものではありませんが、経済に与える影響は大きく、また幅広いものになることはまちがいありません。
こういう大変な時だからこそ、起業家は重要な価値を世の中に提供することができる存在です。
そして私も投資家の端くれ。平時には資産をせっせと貯め、有事になれば経済を回し、また起業家を支援する存在でありたいと思っています。
ならば投資家は、その側方支援の担い手ですね。
— SALLOW@クラウドファンディング投資家 (@SALLOW_SL) 2020年4月7日
微力ながら支援いたします。 https://t.co/qsYopAIC4D