貸付投資の「Funds(ファンズ)」の話題です。
内外の多くの企業と提携して、種類豊富なファンドを募集している「Funds」。最近では大阪王将との提携が有名になりました。
そのFundsに、新たな提携の発表がありましたので紹介します。
毎回Fundsの提携先は驚きですが、今回も驚きました。
<目次>
マザーズ上場、フェイスネットワーク社の子会社と提携
一つ目はマンション事業を行う会社との提携です。
フェイスネットワーク社(マザーズ上場)の子会社である、Faithファンズ合同会社との提携が発表されました。
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フェイスネットワーク社は2001年に設立した、東京都の世田谷区・目黒区・渋谷区に特化し、独自ブランド「GranDuo(グランデュオ)」の新築一棟マンションプロジェクト事業を展開しています。
フェイスネットワーク社は、すでに「Grand Funding」という不動産の小口商品を有していますが、その投資価格は500万円から。
個人投資家が気軽に手を出せる範囲とは言えません。
そのため、Fundsとの提携でさらなる小口商品を展開し、自社ブランドの認知向上を行うものと発表されています。
投資家にとっては、新たな不動産への投資チャネルが開かれる結果になるでしょう。
広告事業、フィンテック事業の会社とも提携
次に紹介する提携先は、フリークアウト社。
私は不勉強にして知らなかったのですが、世界十数カ国に進出している広告事業やDMP(データマネジメントプラットフォーム:ネット上の様々な情報を管理するプラットフォーム)事業、フィンテック事業などからなる企業グループとのこと。
本体のフリークアウト・ホールディングスは、マザーズへ上場しています。
Fundsとは、共通の株主(伊藤忠)という関係とのこと。
実際の動きはこれからですが、不動産以外ということでこちらも楽しみな話題です。
大物証券会社からも資金調達&協業合意
そして最後は、驚きの提携先。
「auカブコム証券」とも、提携が成立しています。Fundsの提携は留まるところを知りませんね。
協業による「Funds for auカブコム」の検討を進め、より規模の大きなファンドを組成も狙っていくとのこと。
内容としては、下記の2点になります。
1.「Funds for auカブコム」及びFundsを通じたファンド持分の共同販売
2.auカブコム証券の関連企業が組成する新規ファンドの募集
実際のサービスリリースは年内を予定。今後の展開をが楽しみすぎる案件になりそうです。
新型コロナの影響は、意外なところに
一連の動きは全て、上場会社やそのグループ会社との提携の話となっています。
(もともとFundsの投資先は、上場会社が大部分ですが)
Fundsで案件を募集するということは、株でもなく金融機関からの借入でもない、新しい資金調達チャネルを手に入れるということを意味します。
一連のコロナショックで企業が手元現金を最重視する中、資金調達チャネルの多様化はこれまで以上に重要となっていくのでしょう。
そう考えると、今後もFundsと提携する企業は増え、さらに多様なファンドが募集されることが期待されると思います。
まだ会員登録をしていない方は、検討されてはいかがでしょうか。