新しい不動産投資型クラウドファンディング、「TREC FUNDING」の紹介です。
少し前から参入することは発表されていたのですが、発表から時間が経っての参入。
参入が遅れた理由は、新型コロナウィルスも関係していたのかもしれません。
特徴や強みを紹介します。
<目次>
トーセイの不動産投資型クラウドファンディング
新しいサービスの名前は「TREC FUNDING」。
東証一部上場、トーセイ株式会社が運営母体となっています。
「Tosei Real Estate Crowd」の頭文字を取って「TREC」。
数多くの不動産において投資、開発、管理などの実績を持つ会社が始める不動産投資型クラウドファンディングだけに、期待大です。
TREC FUNDINGの強み
TERC FUNDINGの強みは、なんと言っても運営母体が一部上場のトーセイ株式会社であること。
不動産の売買のみならず、選定や運用、管理、バリューアップなど不動産に関する万事を取り扱う会社です。
直近の財務状況も堅調、営業利益は前年同期比77%と大幅に伸長しています。
コロナ影響が明らかになる前の数値とは言え、経営状況に大きな問題はないと思います。
(https://www.toseicorp.co.jp/docs/200406_1Qtanshin.pdf より引用)
クラウドファンディングにおいて、事業者の信頼性は最優先と考えています。
そういった意味において、TREC FUNDINGは最高レベルの信頼性を持っていると私は判断しています。
TREC FUNDINGの特徴
TREC FUNDINGの特徴の一つは、不動産事業を行う主体がトーセイそのものではなく、特例事業者(SPC:特別目的会社)になっているという点にあります。
これにより、(可能性は低いと思いますが)トーセイ本体が吹き飛んでも、不動産投資事業は倒産リスクから守られます。
物件売主のトーセイは、不動産特定共同事業者のうち3号(不動産取引)及び4号(契約締結の代理・媒介)を行います。
実際にはこれ以外に、1号(不動産事業)も取得しています。
不動産特定共同事業者の1~4号については、下記の国土交通省の資料が分かりやすいと思います。
気になるのは劣後出資
不動産投資型クラウドファンディングの大きな特徴は、「優先劣後」という仕組みです。
不動産投資型の場合、不動産に投資はしますがその不動産を実際に所有するわけではありません。また、融資型にあるような担保や保証もありません。
そのため、出資金の安全を担保する仕組みが必要になります。
それが優先劣後出資の仕組みで、同じ案件に投資家と営業者が出資します。
もし出資金が損害を受ける場合、営業者の出資が先に損害を受けることで投資家の資金が守られるという仕組みです。
TREC FUNDINGの場合、今のところ劣後出資の割合は公表されず、案件ごとに決まるとのことです。
私もまず投資家登録を行い、案件が登場したら内容を記事にしたいと思います。