ロボットアドバイザーで日本最大級の「WealthNavi(ウェルスナビ)」が、4周年を迎えました。
私が利用を始めたのは2018年9月のことですので、利用歴は2年弱。
4周年を向かえたウェルスナビの現状と、実際に2年弱使ってみた感想を記事にします。私の投資現状も紹介しています。
<目次>
預かり資産と運用者数
WealthNaviでは4周年を記念して、インフォグラフィックスの特設サイトがオープンしています。
その中から目を引くのはやはり、運用者数や預かり資産の増加。
ウェルスナビの運用者数は21万人、預かり資産は2600億円。
預かり資産については、2017年の200億から200→900→1600→2600と、順調に増えています。
ウェルスナビは日本のロボットアドバイザーのシェア60%、過半のシェアを握っています。
また、万が一ウェルスナビが吹き飛んでも投資家の資産は分別管理されており、さらに万が一分別管理が十分でなかったとしても、1,000万円までの資金は日本投資者保護基金により補償されます。
王道の投資を始めたい、という人が少額を入金して様子を見てみるのなら、良い選択肢と言えるのではないでしょうか。
世界分散投資+投資プロセスの自動化
ウェルスナビなどのロボットアドバイザーを、私が「投資の入口」として勧めるのは2つの理由。
つまり、「世界分散投資」+「投資プロセスの自動化」のためです。
資産構築の目標を設定して、投資する商品を選定し、リバランスや税金の最適化を行える人はそれほど多くありません。
ましてや世界分散投資でそれを行うのは、初心者にとっては高いハードルでしょう。
それをフィンテック(経済×IT)の力で誰にでもアクセスできるようにした、というところが、ロボットアドバイザー投資の最大の功績だと私は思います。
もちろん、ロボットアドバイザー投資だけをやっていればそれでOK、というものではありません。
投資をやる中で基礎的な理屈を学習し、ロボットアドバイザーが何に投資しているかを知り、「ああ、これは自分でもできるな」と思うことこそが、ロボットアドバイザー投資の目指すべき点。
逆説的な言い方ですが、ロボットアドバイザーはあくまでも入口であり、いずれはそこから卒業することを目的とした投資であると、私は考えています。
ロボアド否定意見への見解
ロボットアドバイザーについては、否定的な意見も良く聞かれます。
反論というほどでもないのですが、良くある否定的な意見と私の見解を述べておきます。
よくある否定的な意見:
①手数料が高い
②中身がブラックボックス
③何も知らない初心者を誘っている
私の見解は以下の通りです。
①:自動買付、自動リバランス、節税対策込みでの年率1.0%は決して高いとは言えないと思います。
ロボアドを通して投資の勉強を進め、いずれは手数料の低い投資に自分で乗り換えていけばいいだけであり、そのための入口が、ロボアドの役目だと考えます。
②:ロボットアドバイザーの中身は明確に表示されていて、ブラックボックスとは言えません。
例えば私の投資商品は、下記のETFの組み合わせです。
③:誰もが最初は初心者であり、初心者は投資をするべきでないという意見は、むしろ経験者の傲慢だと思います。
やってはならないことは「初心者のうちに大きな金額を投資すること」であり、まずは少額から学びつつ投資をしていくことが、今後は重要になってくると考えます。
私の状況
最後に、私の状況を紹介します。
私はリスクグレード最低の「1」で、ウェルスナビでの投資を2年ほど前に始めました。
最近の好調さにも支えられ、ドル建て投資成績は+10%を突破。
コロナウィルスの頃にもそれほど値下がりはなく、値動きがプレッシャーになる私にも優しい投資でした。